2019-05-13
J-オイルミルズ 東北大学大学院農学研究科との共同研究講座を開講!
~食用油の酸化と制御技術を研究し、さらなる油脂資源の有益利用へ~
当工業会賛助会員の株式会社J-オイルミルズ(八馬史尚代表取締役社長/東京都中央区)は、東北大学大学院農学研究科との食用油の酸化に関する共同研究講座(J-オイルミルズ 油脂イノベーション共同研究講座)を2019年4月1日から2022年3月31日の期間で開講すると発表した。
食用油脂は複雑な酸化反応が起こることが知られているが、その反応を把握することは難しく、現状十分な理解が得られていない。また、酸化の制御法が理解されていないことにより、油脂の持つ機能を生かしきれないまま廃棄されるに至ったり、油脂を利用した食品の品質低下が生じたりしている。世界人口の増加による油脂資源の枯渇化が叫ばれる中、貴重な油脂をより有益に利用できる方法を開発することは、今後の社会において非常に重要な課題となっている。
本共同研究講座では、油脂の酸化によって生成する過酸化脂質やそれらから生じる二次酸化生成物を対象として新たな分析技術を確立することで、油脂の様々な酸化反応で生成される成分を把握することを第一目的とし、さらに、酸化によって発生する事象のキーポイントを理解して制御すべきポイントを明らかにし、油脂の新たな応用可能性を探索することを第二の目的としている。
同社では、この取り組みにより、これまで見出されていなかった油脂の活用手法および新技術開発を提供することが可能となり、上記の課題解決に貢献できると考えている。研究成果については担当教員の基幹講座所属の学生への指導やセミナー等を通じ、発信していくとしている。
2019-05-13
ル・コルドン・ブルー 神戸校 MOFブルーノ・ルデルフ氏による特別講習会のお知らせ
~開校15周年を記念したスペシャル・デモンストレーション~
ル・コルドン・ブルー神戸校では、7月12日(金)18時~21時のスケジュールで表題の講習会を開催する(受講料:¥10,000)。申込みやメニュー等の詳細は、同校ホームページで確認の事。
2019-03-15
カリフォルニア・レーズン協会
「今だから知りたい カリフォルニア・レーズンの前処理方法とその活用について」
沖縄・愛媛 両会場の参加者募集のお知らせ
当工業会賛助会員のカリフォルニア・レーズン協会(ジェフリー N.マクニール駐日代表/東京都千代田)は、3月20日(水)に沖縄、27日(水)に愛媛の2会場で、製菓・製パンに携わる技術者および製品開発者を対象に表題のセミナーを実施する。
昨年も講師を務めた、2012年のル・モンディアル・デ・ザール・シュクレで優勝した岡崎正輝氏(コンラッド東京 ペストリーシェフ)と、2015 年のibaカップで優勝した浅井一浩氏(トモニパン オーナーシェフ)を再び招聘する。
申し込みは、所定の参加申込書に必要事項を記入の上、セミナー事務局へファックスかEメールを送付。または、カリフォルニア・レーズン協会のホームページからも申し込みが可能。
問合せ:「カリフォルニア・レーズン 前処理セミナー」事務局
(株)ジェイブレイン内 担当:竹内
TEL.03-6256-9778 FAX.03-6265-9776 E-mail:seminar@raisins-jp.org
http://www.raisins-jp.org
2019-02-04
イタリア料理アカデミー東京
セミナー「ジェラートの世界にようこそ:歴史から最新トレンドまで」を開催
イタリア料理アカデミー東京は、昨年11月21日(水)に東京・青山のイタリア大使館貿易推進部にて、表題のセミナーを実施した。これは今年で第3回目を迎えた2018年11月19日から25日まで実施された「イタリア料理週間」のプログラムのひとつとして開催したもので、イタリアの外務・国際協力省が各政府機関、その他の公共団体、業界団体、またイタリアの農産・食品産業を最も代表する民間企業との協同で推進している「世界イタリア料理週間」の一環として行われた。
講師は、カルピジャーニ社のジェラート・ユニバーシティで専任インストラクターを務める茂垣綾介氏(アクオリーナ/東京・祐天寺)が務めた。
開催にあたり、イタリア大使館 経済・商務部副部長 一等書記官のトンマーゾ・デルソレ氏、同貿易促進部 副部長 アントネッラ・マルッチ氏が挨拶した。
セミナーで茂垣氏は、1時間半という限られた時間の中、ジェラートの歴史・ジェラートについて・ジェラート文化の広がりの3テーマについてスライドを用いて説明した。
また、近年のトレンドでもあるガストロノミー・ジェラートに言及し、昨年5月にイタリア料理アカデミー主催で、茂垣氏と小池教之氏(オステリア デッロ スクード)が料理とジェラートのコラボレーションディナーを手掛けた模様を紹介した。
その間に、カルピジャーニ社のジェラートマシンで仕込んだ、「ピエモンテ産ヘーゼルナッツ(ミルクジェラートと共に)」、イタリア伝統の味「サバイオーネ」、ガストロノミック・ジェラートとして「パルミジャーノ」全4品が供された。参加者は、伝統的な手法で作られた出来立てのジェラートの試食をした。
最後に茂垣氏は、「イタリアの文化でもあるジェラートに広がりがあることを知ってもらえると嬉しい」と述べ締めくくった。
2019-01-07
合同酒精 洋酒を効果的に使った製菓技術講習会
~東京・柴又の人気店 お菓子屋ビスキュイの魅力~
当工業会賛助会員の合同酒精株式会社(西永裕司代表取締役社長/東京都中央区)は、昨年10月24日(水)東京・秋葉原の正栄食品工業株式会社にて表題の講習会を開催した(後援:内海会)。
講師を務めた駒水純一郎氏(内海会理事/当工業会組合員)は、帝国ホテルに7年勤務した後、1996年に独立し『お菓子屋ビスキュイ』をオープン、2004年には店舗を移設してリニューアル・拡張し、地域に根ざした人気パティスリーであると同時に全国からプロが視察に訪れる繁盛店として知られている。
講習会では「ネプチューン ラムダーク スペリオール」を使った『Sambirano(サンビラーノ)』を始め、合同酒精の洋酒を使用した6製品について、ブラストチラーやウォーターカッターなど最新の製菓機械の活用法や製法のポイントはもちろん、「自分が好きで出した店なので、利益追求より仕事を楽しみたいという気持ちがある」「店には外注品を置かず、多少のリスクはあっても全ての商品が自家製であることが拘りです」「人の手が加わる事で、より美味しくならないとパティシエの仕事の意味がない」「チョコレートは1トン買い、イチゴはハウスごと購入して価格を抑えています」など、オーナーパティシエとしての考え方などを話しながら精力的にデモンストレーションを行って好評を博した。