2020-12-11
アメリカンピーナッツ協会
「ピーナッツでSDGs達成を目指そう! 少ない水資源で育つサステナブルなピーナッツ&栄養不良を改善する“プランピーナッツ”」セミナーを実施
アメリカンピーナッツ協会は、9月18日(金)にThe Okura Tokyoにて、表題のセミナーを開催した。なお、このセミナーはオンラインでも同時中継された。
はじめにアメリカンピーナッツ協会 駐日代表 天野いず美氏が挨拶し、続いて米国落花生組合シニア・バイス・プレジデントおよび最高マーケティング責任者を務めるライアン・ルピシエ氏が、持続可能なアメリカンピーナッツ栽培の歴史と技術革新についての講演をビデオレターで披露した。ルピシエ氏は、同組合の成り立ちを説明し、ピーナッツの父と呼ばれたジョージ・ワシントン・カーヴァー氏を紹介。奴隷の子として生まれた彼は教育を受けて科学者になった。南部で綿花を連続して栽培することが、破壊的な状況をもたらすことに気づいた同氏は、ピーナッツ栽培を推奨。さらにそのピーナッツの活用法を考案することで、多くのピーナッツ農家の成功につながった。現在の農家は、スマートデバイス等を利用して費用対効果の高い栽培を実現しており、ロボティクスの利用が始まっている。
次に、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの瀬戸口千佳氏が登壇し、国際NGOとして、開発途上国での栄養支援の活動紹介をした。瀬戸口氏は、「栄養改善事業では、重度急性栄養不良の子どもへの栄養治療食の一つとして、フランスのニュートリセット社が開発したプランピーナッツを与えている。これは少量で500kcalという多くのエネルギーをえることができ、調理(水)が不要、携帯しやすく常温で保存が可能で、家庭での治療も可能。また、現地での生産も可能」とコメントした。「セーブ・ザ・チルドレンでは、子どもを誰一人取り残さないという目標を立てている。栄養改善は持続可能な開発目標(SDGs)すべてと密接に関連している」と締めくくった。
セミナーの会場は、受付時に検温と手指消毒を実施した上、各テーブル1名のみの着席で、ソーシャルディスタンスが確保されるなど、新型コロナ感染防止の配慮がなされていた。
アメリカンピーナッツ協会 https://peanutsusa.jp/
2020-08-11
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ伝統菓子講習会
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ(西野之朗会長)では、ガレット・デ・ロワをはじめ、奥の深いフランス地方の伝統菓子とその文化を、クラブのシェフ達による独自のアレンジ方法などの実践的なアイディアと共に紹介する講習会を開催する。
なお、開催については新型コロナウイルスの状況により中止になる可能性有り。開催についての最終決定はクラブHP、Facebookにて、8月20日頃に掲載する予定。万が一、中止になった場合は、受講申し込み者に限り、事務局よりメールにてご連絡する。
全会場共通 | 対象:製菓・製パン職人 開催時間:12:30~17:00(予定) 参加費:会員4,000円 一般5,000円 募集人数:80名(先着順)定員に達し次第締め切り ※今年度は、参加費は当日会場にて支払い |
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大阪会場 | 開催日:9月2日(水) 会場:(株)イワセ・エスタ内(大阪市浪速区元町3-12-20 5F講習会会場) |
東京会場 | 開催日:9月14日(月) 会場:ドーバー洋酒貿易(株)内(渋谷区上原3-43-3) |
問合せ.クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ事務局
TEL.090-1544-6505/E-mail:club@galettedesrois.org
2020-02-19
内海会技術講習会 横田秀夫・後藤順一が伝える技 ~内海会の歩みとともに~
内海会(横田秀夫会長/菓子工房オークウッド)は、昨年10月30日(水)、東京・代々木上原のドーバー洋酒貿易株式会社にて表題の講習会を開催した(協賛:森永乳業株式会社、ドーバー洋酒貿易株式会社)。
今回の講習会では、内海会の歩み(歴史)を改めて紹介すると共に、東京プリンスホテル同期入社の横田秀夫会長と後藤順一副会長(グランドハイアット東京)が、40年に亘るパティシエ人生を振り返りながら、当時のレシピや最新のピエスモンテの技法を紹介した。
後半は、同会本部長の朝田晋平(パティスリー アプラノス)、同筆頭理事の松島義典氏(グラシエイクス)、同理事の川村英樹(アテスウェイ)、同藤本智美(エチエンヌ)、同金子浩(グランドハイアット東京)の各氏も交えて『作品から振り返るコンクール』と題したトークショーが行われた。この中でコンクールの意義について「素材や製法を深掘り・追求する機会として全てが役に立った」(藤本氏)、「突きつめて考えるチャンスにとなった」(金子氏)、「いつもの仕事とは違うイレギュラーな部分が見られる貴重な体験」(松島氏)、「色々な見方を知ると同時に時間を守る事の大切さを学んだ」(朝田氏)、「他人と同じものを作らないための創意工夫を追求し、自分への投資と思って取り組んだ」(川村氏)等とそれぞれが語り、好評を博した。
■内海会について
『内海会』は、現代ホテルベーカリーの創始者として、我が国の洋菓子界に多大な功績を残した故・内海安雄(うつみ やすお)氏の思想を継承することを目的に、氏の門下生が集まって1979年に発足した。会では、氏の生前から、新しい洋菓子技術・技能の研鑽と、それを担う若い菓子職人の育成及び業界全体の技術向上を目指して、「内海杯」を始めとする各種コンクールの主催とそれに伴う国際コンクールへの選手派遣、技術講習会、懇親旅行会などの活動を展開している。現在は、洋菓子店のオーナーシェフ、ホテルのベーカリーシェフ、関連企業を含めて約330名の会員で構成されている。
■内海安雄氏プロフィール
昭和5年に横浜「ホテルニューグランド」ベーカー部に入社。以来、戦前・戦後を通じてホテルベーカーとしての道を歩む。この間、ヨーロッパ菓子の伝統手法をベースに、新しい技術・技能の開発・普及に努めると共に、現代ホテルベーカーの基礎を築き、我が国洋菓子界に大きな功績を残した。
2020-02-19
カルピジャーニ・ジャパン イタリア ボローニャの本社でジェラート研修を開催
~カルピジャーニ・ジェラートユニバーシティにおける日本語による講習会~
当工業会賛助会員のカルピジャーニ・ジャパン株式会社(スクリミッツィ・ロレンツォ代表取締役社長/東京都世田谷区)は、昨年11月、イタリア・ボローニャにあるカルピジャーニ本社に付属するカルピジャーニ・ジェラートユニバーシティーにて、日本語によるジェラート講習会を開催した。
講師は、ルチアーノ・フェラーリ、ジャンパオロ・ヴァッリ、アンドレア・デ・ベリスの3氏。初日は、フェラーリ氏によるジェラートに関わる原材料・構成要素などについての理論と実践研修が行なわれ、2~3日目はヴァッリ氏によるフルーツシャーベットやアルコール入りジェラートの理論・実践研修並びにガストロノミックジェラートの実践研修が行われた。4日目のデ・ベリス氏の講義では、アントルメグラッセの理論と実践研修が行われ、参加者は抹茶を使用したアイスケーキに挑戦した。また、期間中には“ジェラートミュージアム”や“カルピジャーニ機の工場”等の見学が行われ、最終日にはフィレンツェ市内で3店舗のジェラテリアを視察した。
参加者は、初心者から製造経験者、ベテランまで様々だったが、参加者の高い要求に応えるべく、入念な準備が行われたため、参加者の満足度は高かった。参加者からは、帰国後もさらにジェラートについて学びたいとの声が寄せられている。
■問合せ:カルピジャーニ・ジャパン(株)
TEL.03-5779-8850 FAX.03-5779-8853
2020-02-19
業界関係者向け「EU食材と日本食材のパーフェクトマッチ・セミナー」を開催
2019年2月のEU日本経済連携協定(EPA)発効を受け、EU(欧州連合)はヨーロッパ産食品・飲料を日本の消費者に向けより身近なものにするために、「Enjoy EU Food : パーフェクト・マッチ!~EU食材+日本食材~」をテーマに、2019年10月から12月の期間中、東京はじめ日本各地で様々なイベントを展開している。
キッチンカーによる無料試食や業界向けのセミナー、POP-UPイベントなど、ヨーロッパ食材に触れ合うイベントを多数開催。これらイベントを通し、日本のローカルフードとヨーロッパ産の食品・飲料の組み合わせを提案している。
昨年11月20日(水)には、服部栄養専門学校ステューディオ ドゥ キュイジーヌで業界関係者向けセミナーを開催。第一部では、駐日欧州連合代表部のシルヴィア・チェルスカ氏らが、ヨーロッパ産の食品・飲料の安全性やクオリティを紹介し、合わせてGI(地理的表示)およびEPA(経済連携協定)にも言及した。第二部では、「ルグドゥノム ブション リヨネ」料理長のクリストフ・ポコ氏を講師に、デモンストレーションを通してヨーロッパ産の食材の魅力をアピール。ヨーロッパと日本の食材を駆使し、パーフェクトマッチを創り上げた。