株式会社クラブハリエ（山本隆夫代表取締役社長／滋賀県近江八幡市）は、全国で緊急事態宣言が解除された10月1日（金）、羽田空港第2ターミナル「金の翼」に『クラブハリエ羽田空港店』をオープンした。当初は、4月のゴールデンウィーク前を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされ、ようやく迎えたオープンだ。
同社の店舗展開は（滋賀県外では）、主に百貨店をメインとしていたため、空港への出店にはためらいもあったというが、コロナなどで様々なことが変わってきている中で、何かしてみようと思った時に最初の一歩として羽田空港を選択したとのこと。折しも台風16号に見舞われた初日、「満を持してというより満身創痍です」（笑）という山本社長にお話しを伺った。

僕らが国内外に飛ぶ時には羽田を使うことが一番多かったので、「ここに出たい」と思いながらも踏ん切りがつかずにいましたが、昨年の催事出店の時に手応えを感じて決めました。また、クラブハリエは “進物”がメインですが、ラコリーナで“お土産”を販売する感覚も掴んできたので、お土産だけでも行けるかな、という気持ちもありました。
　　店舗については、会社として環境にはこだわっているので、廃材を使った店舗ができないか、というのがスタートです。そこで空港に声を掛けたら、本当に偶然、いつくか使えそうなものがあったので、それをお借りして内装に採り入れました。世の中も変わってウチでもバームの端っこを売っていますし、そういう時代に合わせたつもりです。また、羽田空港限定品のパッケージには小さく飛行機を描きました。こういうアイデアは、若いスタッフを中心に皆で話し合って決めています。
今はバームクーヘンminiが中心ですが、このタイプの店舗が初めてなので、主力商品は、僕の中ではまだ決めきれていません。大きなバームも要望が多ければ置こうと思うし、ここに合った新しい商品を考えるかもしれません。この店舗に関しては、“今日から勉強”だとスタッフにも伝えました。そういう意味で変わっていく可能性も、逆に変わらない可能性だってあります。

＜クリックすると拡大されます。＞

東京初進出となる『ホテルグランバッハ東京銀座』（株式会社グリーンホスピタリティーマネジメント）が、今年11月30日（火）銀座 5 丁目にオープンする。同ホテルでは、開業を記念して鎧塚俊彦氏監修のスイーツ等が楽しめる「開業記念特別プラン」を2022年2月28日まで（宿泊期間）販売中。
歴史と未来が融合し、世界のトレンドと芸術を発信し続ける街、銀座。江戸時代に奥絵師として江戸幕府に仕えた 木挽町狩野家が画塾を開いたゆかりの地に立つホテルグランバッハ東京銀座は、「食と音楽が奏でる癒しの協奏曲(コンチェルト)」をコンセプトに、「静謐な環境」、「四季を感じる食」、「癒される音と音楽」のすべてが美しく調和した、 ここでしか体験できない喜びを提供する。

■ホテルグランバッハ東京銀座
所在地　東京都中央区銀座5-13
アクセス　東京メトロ「銀座駅」徒歩4分／同・都営地下鉄「東銀座駅」徒歩1分
開業日　2011年11月30日（火）
規模・客室数　15階建て（約2,570坪）・144室
公式URL： https://www.grandbach.co.jp/ginza/

＜クリックすると拡大されます。＞

イタリア菓子の専門店『ラトリエモトゾー』（L’atelier MOTOZO）が、4月7日（水）リニューアルオープンした。コロナ禍により、イートインスペースをパーテーションで囲っていたが、売り場に圧迫感が生まれ、スペースが無駄に思えたため、ギフトを充実させ、“カフェ”ではなくて地域に根付いた“洋菓子店”であることを優先してリニューアルに踏み切った。
特にカフェで人気を博した「パフェ」については、一昨年TV番組で紹介されて以降、スタッフは一日中パフェ作りに追われて、翌日の仕込みに支障をきたす程だったという。 今回のリニューアルでは、コンセプトカラーを従来のオレンジから、より一層元気なイメージのイエローに変え、イタリアで幸運のシンボルとされているてんとう虫をマークに、さらにショーケースの背面にマグノリアを描いた特注の壁紙を貼って優しさとインパクトを演出した。ちなみにマグノリアは、北イタリアの花でもあり、持続性や崇高、威厳という花言葉を持っている。
　今年3月の発売以来の人気商品はローマ発祥の「マリトッツォ」。藤田シェフは、パネトーネの酵母とイタリアの小麦粉で本場に迫った一方、クラシックなレシピ（※）は日本人には食べにくい面もあるため、ミラノのイジニオ・マッサーリ氏の店に倣ってブリオッシュにバターを使い、カスタードと生クリーム、フルーツをサンドしている。
※ローマの伝統的なレシピでは、ブリオッシュをオリーブオイルで作り、生地の中に松の実やレーズンを加えている。

＊７月13日（火）、藤田シェフによる「製菓技術ゼミナール」の開催を予定しています

＜クリックすると拡大されます。＞

遠藤淳史氏の自店「CONFECT-CONCEPT（コンフェクト･コンセプト）」が東京･元浅草に4月16日（金）にオープンした。
　遠藤氏は、「ホテル・グランコート名古屋」（現在ＡＮＡクラウンプラザホテルグランコート名古屋）、を経て「グランドハイアット東京」で6年間修業。29歳でフランスへ渡仏し、「ジェラール・ミュロ」を経て、「デ・ガトー・エ・デュ・パン」で1年半クレール・ダモン氏に師事する。その後、古典菓子店での修業を経て、3年間修業したフランスより帰国。2013年よりタント・マリーのシェフパティシエとして5年間従事した。その後製菓学校の講師を経て開業。
店舗は、東京メトロ銀座線稲荷町駅からのルートでは、仏具店の並ぶメインストリートから右折してしばらくのところにあるマンションの１階。パティスリー･ヴィエノワズリーと銘打っており、修業時代から造り続けている思い入れのある手の込んだプティガトーや、「デ・ガトー・エ・デュ・パン」で担当していたヴィエノワズリーが並ぶ。中でも「ミルリトン アプリコット」はパリ時代を一緒に過ごした瑠美夫人の勤務先で販売していたもので、その美味しさが印象に残り再現した一品。
遠藤シェフは「この界隈は住宅や中小企業も多く、多くのお客様に喜んでもらえるように、生菓子だけでなく、ギフトにも向く焼き菓子や、ヴィエノワズリーも揃えています。合羽橋にも近いので、ぜひ立ち寄ってもらえたら」コメントしている。

＜クリックすると拡大されます。＞

メゾン ランドゥメンヌは、日本国内の新店舗として、3月3日に伊勢丹新宿店をオープンした。同店は、パン職人で実業家の石川芳美氏と、同じく実業家でパティシエとして活躍するロドルフ・ランドゥメンヌ氏の二人が2007年にパリでスタートしたブーランジェリー・パティスリーで、日本では麻布台と赤坂に2店舗を展開していた。
初の百貨店出店となる新宿伊勢丹店では、ロドルフ・ランドゥメンヌ氏が立ち上げたフランスのスタートアップ企業と共同研究・開発した100%植物性代替卵「YUNGO（ユンゴ）」を使用したヴィーガンラインナップを販売する。
「YUNGO」は100%植物ベースで、アレルゲンを含まない代用卵。両氏は、2020年にパリに新業態となる初のヴィーガン専門ブーランジェリー・パティスリー「Land&Monkeys」をオープンしている。 伊勢丹新宿店では、抹茶･フランボワーズ･バニラ3種を揃えた「ヴィーガンメロンパン」と、大豆ミートを使用した「ヴィーガンプレドッグ」を販売中。
なお、2月11日（木）には、メゾン ランドゥメンヌ アトレ恵比寿店がアトレ恵比寿 本館3階にオープンしており、日本では4店舗目となった。

＜クリックすると拡大されます。＞