9月1日（木）小代智紀氏の店『アンプレスィオン（imprestion）』が、二子玉川ライズ・東急フードショーにオープンした（2017年3月末までの期間限定出店の予定）。
『アンプレスィオン』では、「フードフィロソフィ宣言」を掲げ、合成着色料・保存料等の使用を極力避け、自然素材の力を活かしたスイーツを提案しているが、二子玉川店では、これを更に進めた「different（ディファレント）」を提案。具体的にはオーガニック素材の使用割合の高いケイクとマカロンをそれぞれ「ケイク ディファレント」「マカロン ディファレント」と名付け、更にオーガニック素材の使用や小麦、乳、卵の使用、不使用がひと目で解る画期的なプライスカードを導入した（ディファレントは本店と東急フードショー店のみ）。
小代シェフは、「オーガニックや自然素材を選んで食べるのは、個人の考え方があっての事で、オーガニックでなくてはならないと声高に叫ぶつもりはありません。ただ、自分の子供たちや大切な人が食べる食べ物の正体は知っておく必要があると考えています。人それぞれに価値は違って当たり前ですが、健康を守り維持する上で食べ物の果たす役割は大きく、作り手としてはなるべく自然な素材で出来た食べ物を推奨すべきだと考えています。 今回具体的にマーク化する事でお客様への正しいメッセージが伝えられると思っています」と述べている。
また、小代シェフは、アグリゲート東北と連携して、フルーツの魅力を様々な形で表現し、生活に密着したスタイルで提案する「ファーマーズ・アンプレスィオン（Farmer’s Imprestion）」を11月11日、仙台市泉区泉中央のセルバテラスにオープンした。

＜クリックすると拡大されます。＞

8月13日（土）東京・池尻大橋に、藤田統三氏によるイタリア菓子店『ラトリエ モトゾー（L’atelier MOTOZO）』がオープンした。
店舗の立地は、池尻大橋駅から徒歩2分程の目黒川沿いのマンションの1F。元は駐車場だったというこの場所を、藤田シェフが設計し、夫人のえいこ氏が内装を担当したという。“自宅に友人を招くような雰囲気”をコンセプトにした店内は、淡いピンク色のクラシックな壁紙と、「好きな本を身近に置いておきたい」という夫妻の好みで置かれた大きな本棚が印象的。本棚には主に料理や製菓関連の洋書が並び、下段にはアモール・ポレンタやビスコッティなどイタリア菓子店ならではの焼き菓子がディスプレイされている。
ショーケースには、ティラミス、ズコット、ババなど代表的なイタリア菓子はもちろん、オリジナルの生菓子も豊富で、訪れた日（8月下旬）には、モンテ・ビアンコ（モンブラン）、カーヴォロ（パイ、サブレ、シューの3種の生地を使ったシュークリーム）、パンナコッタ・アル・バルサミコの人気が高かった。
店舗面積はテラス部分を含めて約30坪で、その半分を占める厨房（アトリエ）には、既にピザ釜用のダクトが設置してある。「店には、まだまだ“伸びしろ”を残してあります。バリスタの資格を持つスタッフがいるので、まずはバールを稼働させて、近い将来にはアルコールやフードも提供したい」と藤田シェフ。来春には、オープンテラスで目黒川の桜を見ながら、スイーツやピザが楽しめるかもしれない。

＜クリックすると拡大されます。＞

たねやグループ（山本昌仁CEO／滋賀県近江八幡市）は『ラ コリーナ近江八幡』の中に、新しく『カステラショップ』（7月15日）と『コンテナショップ』（同21日）をオープンした。
『ラ コリーナ近江八幡』（ラ コリーナはイタリア語で丘の意）は、“自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場”をコンセプトに掲げ、緑深い森を目指して植林し、ホタルの住む小川を作り、無農薬の田畑を開墾。このような環境の中に、和・洋菓子のメインショップを始め、たねや農藝、本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなどが点在する壮大なプロジェクトだ。
7月15日に催されたセレモニーでは、（株）たねや社長でグループCEOの山本昌仁氏並びに山本昌二氏の弟で、（株）クラブハリエ社長の山本隆夫氏が挨拶に立って『カステラショップ』は、山本德次会長が礎を築いたカステラの店であり、会長が丹精込めて創り上げた「カステラ」と、新しい美味しさの「八幡カステラ」の2品をメイン商品としていること、また『コンテナショップ』は若手職人のチャレンジの場として和菓子・洋菓子に限らず新しい美味しさを追求する場であることなどを説明した後、「“森とお菓子と、これからと。”を、ここから世界に向けて提案していこうとしています」締め括った。
『ラ コリーナ近江八幡』は、甲子園球場約3個分の広大な敷地の中で、理想郷を目指して更なる進化を続けていくとしている。

＜クリックすると拡大されます。＞

株式会社アニバーサリー（本橋雅人代表取締役／東京都港区）は、7月23日（土）埼玉県和光市に、国内の路面店として4店舗目となる『365ANNIVERSARY（365アニバーサリー）』をオープンした。
場所は駅から徒歩10分ほどの新興住宅地の一角で、周囲には畑も点在する緑豊かなロケーション。店舗は約352㎡の敷地に建てられた二階建ての建物（延べ床面積：約341㎡）で、1階がスイーツショップとレストラン、2階がキッチンを備えたものを含む2タイプのフリースペースとなっている。
新店舗のロケーションとコンセプトについて本橋シェフは、「ここは僕の地元なので、友人や知人も多く、地元への貢献の意味も込めてこの場所に決めました。スイーツショップが飽和状態の中で、何か新しい業態を始めたいと思い、今回初めてレストランとフリースペースを併設した店を作りました。1年365日誰かの記念日“アニバーサリー”。家族や友人たちとパーティやスイーツ教室など様々に活用して頂ければ嬉しい」とコメントした。
※『アニバーサリー365』は弊誌来月号「話題の店」で詳しくご紹介します。

＜クリックすると拡大されます。＞

8月7日に、鎌倉駅から徒歩13分、鶴岡八幡宮の東門から徒歩2分の場所に、パティスリー クグラパンがオープンした。
オーナーシェフの笹岡鉄兵氏は、（有）オテル ド ミクニ、洋菓子店カナール、エーグルドゥースでの修行後渡仏、フランシュ=コンテ地方、アルザス地方で修行した。帰国後は、ビストロ ブノワ、ルエールサンク等でシェフを務めた。そして今年、店長兼スーシェフの由季夫人とともに、鎌倉の地に新店をオープンした。
店名の「Kouglapin（クグラパン）」は、アルザスで魅了されたというクグロフと、店のアイコンであるウサギを組み合わせたもので、商品ラインナップには、アルザスでの修行時代に手掛けていたクグロフはもちろん、クグロフ型で仕込んだケークや、生菓子も揃う。また、ブール･ド･ネージュを「うさぎのしっぽ」と命名し、ギフトにも向くよう筒型のラッピングで包装。種類も豊富で、プレーン、和素材を使用したもの、フルーツ風味などがある。
笹岡氏は、「妻に縁のある土地・鎌倉で開業しました。近くに鶴岡八幡宮や鎌倉古道もあるので観光客が多く訪れる場所でもあります。カフェも備えたので、地元の人はもちろん、観光で訪れた方においしいケーキと共に、ゆっくり過ごしていただきたいです」とコメントしている。

＜クリックすると拡大されます。＞