ベルギーの王室御用達チョコレートブランド『ピエール マルコリーニ』他を手掛ける株式会社THE CREAM OF THE CROP AND COMPANYは、１月２４日（水）、新しいパティスリーブランド『Cadeau』（カドー）を東京・丸の内にグランドオープンした。『Cadeau』とは、“贈り物”を意味するフランス語。ものがあふれている世の中において、受け取った人に感動を与え、その感動を、蔦が繋がっていくように次の人へと紹介したくなるような拘りの商品をコンセプトとしている。
同店で取り扱うアイテムは、ゲランドの塩や国内産の発酵バターを使用して職人が一枚ずつ丁寧に焼き上げた『ショート ガレット』（クラシック、カカオ、ローズ、レモンの４種）を始め、ブルターニュの高級バターブランド「BORDIER(ボルディエ)」の海藻バターを贅沢に使用した『期間限定ショート ガレット』（販売期間：12月～３月、５月～８月）、ショコラ、ホワイトグレープとシャンパンのコンフィチュール、「ベッジュマン＆バートン」の紅茶及び「ザ クリーム オブ ザ クロップ コーヒー」のコーヒーなど。

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元本誌編集委員・編集協力委員の西原金藏氏の店、「オ・グルニエ・ドール」（PATISSERIE AU GRENIER D'OR）」が5月31日で閉店する。
同店は、2001年に京都・烏丸にオープンし、以来京都を代表するパティスリーとして知られており、シェフの西原金藏氏は「アラン・シャペル」本店のシェフパティシエ、資生堂パーラー「ロオジエ」の総製菓長などを歴任した経歴を持ち、平成24年には「農林水産省 第3回料理マスターズ ブロンズ賞」を受賞している。
この度の閉店は、65歳をけじめとした西原氏の当初の計画通りの卒業（閉店）としており、この秋からは長男の裕勝氏と長年西原シェフの片腕を務めてきた加藤スーシェフが新しい店舗をオープンする予定という。なお「サロン・ド・テ オ・グルニエ・ドール」も同時に閉店し、その後の展開については現在検討中としている。

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冨田大介氏の店、『パティスリー カルチェ・ラタン』が、昨年10月、全面建て替えによりリニューアルオープンした。
同店は、初代・冨田和彦氏が1976年に創業したパティスリー。二代目シェフの冨田大介氏は、パティスリー エーグルドゥース（寺井則彦オーナーシェフ／東京・目白）のスーシェフとして、寺井氏の下で研鑽を積み、2013年の「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」に出場し、日本チームの準優勝に大きく貢献した実力派のシェフ。
カフェスペースを備えた約55坪の店舗（厨房スペース約３５坪を含む）には、20種類のケークを始め、生菓子、タルト、クッキー、コンフィチュールなど個性溢れる拘りのアイテムを取り揃えて、日常のおやつからギフトまで様々な用途に対応している。
この度のリニューアルに際して冨田シェフは、「様々な経験を経て、2014年に父・和彦の店を継ぎ、40年以上地元の皆様にご愛顧いただいてきた店舗を全面リニューアルしました。お客様にとって、さらに刺激的になった空間でパティスリーをお楽しみいただきたい」とコメントしている。

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鎌倉市大船の人気店パティスリーカルヴァが、昨年12月12日にショコラトリーをオープンした。
北鎌倉駅から徒歩1分という好立地にある店舗は、円覚寺に隣接。元の建物はかつて川端康成が命名したという精進料理店「門前」で、その1階部分をショコラトリーに改装した。なお、店奥にはカルヴァ本店のある大船のエミールビルから移転したフレンチレストラン「シェ・ケンタロウ」が、グランメゾンとしてオープンしている。
県道21号線に面した入口は古都鎌倉にふさわしい店構えにと、「北鎌倉」と「門前」の文字をデザインした落款を染め抜いた暖簾がかかる。装飾を極力排し和風の店内には、8尺のチョコレート専用ショーケースが設置されている。
ボンボンショコラは取材当時（12月15日）で34種類。和素材を使用したものや、オーガニックハーブティーブランド「TOCHICA（トーチカ）」のハーブをガナッシュに練り込んだものなど、オリジナリティ溢れるラインナップが揃う。贈答向けに４種類（30個・15個・6個・3個入り）のギフトボックスを用意する他、気軽に楽しんでもらえるよう1個からのバラ売りも行う。
また、大切な人へのギフトや鎌倉土産としても使えるようにと、「テリーヌショコラ」と、和素材とチョコレートのマリアージュを形にした「ようかんショコラ」、「栗きんとんショコラ」の3品を販売する。いずれも木箱にセットされ、上面には商品名を日本語で、側面に英語表記したかけ紙を包装している。
オーナーシェフの田中二朗氏は「地元である鎌倉の地に、日本人にしかできないチョコレートを表現したいという思いでオープンしました。今後は、焼き菓子を商品に加えるとともに、気軽にチョコレートとコーヒーを楽しんでいただくような展開も考えています」とコメントしている。

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本誌編集委員の一人、ヒロ・タカイこと髙井裕佳氏は、埼玉県越谷市のパティスリー『ラトリエ・ドゥ・ヒロタカイ』をクローズし、知子夫人がオーナーシェフを務める新店舗『パティスリー Ｔ シャンティイ』を、昨年12月22日（金）西武池袋線の中村橋駅近くにオープンした。
オープンに際して髙井氏は「これまで培った技術と上質な素材をもとに商品を取り揃え、近隣並びに多くの皆様に愛される洋菓子店となれるよう日々研鑽を重ねてまいります」としている。
＊同店の開店直前までの経緯はＰＣＧ2017年12月号『特集：独立、移転』に詳細を紹介、完成した『パティスリー Ｔ シャンティイ』については弊誌５月号「話題の店」での紹介を予定しています。

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