2016-05-09
新刊 ピエール・エルメ サティーヌ
〜ピエール・エルメ氏と、フラワーアーティストによる豪華なコラボレーション〜
クリームチーズ、オレンジ、パッションフルーツを巧みに組み合わせたピエール・エルメ氏オリジナルのフレーバー『サティーヌ』、この名前は、パリのキャバレー“ムーラン・ルージュ”の恋多きダンサーにちなんで命名されたという。
本書は、“パティスリー界のピカソ”“現代最高のパティシエ”と称されるエルメ氏の、『サティーヌ』をベースとしたスイーツのレシピ集であると同時に、世界的に高い評価を得ているフラワーアーティスト東信(あずま まこと)氏の作品集でもある。艶(あで)やかな踊り子『サティーヌ』のイメージそのままにクリエーションされた花々とケーキが競演する幻想的でアーティスティックな世界が、フォトグラファー椎木俊介氏のショットで切り取られている。
2016-05-09
新刊 ベルトラン ラーシェ著 ブレッツ カフェ BREIZH CAFE
〜ブルターニュの大地が育んだ、ガレットとクレープのレシピ60品〜
本書は、フランス、モン・サンミッシェル湾の港町カンカルで生まれた『ブレッツカフェ』のレシピ集。2014年に出版されたフランス語、英語版に続き、待望の日本語版が登場した。
著者のベルトラン・ラーシェ氏は、1996年に日本初のクレープリー『ル・ブルターニュ』を神楽坂にオープン。2005年からはフランスと日本で『ブレッツ カフェ』を展開して、フランスのフィガロ誌では「パリで一番のクレープリー」として6年連続1位を獲得し、ベルトラン氏自身も2010年にFOODING名誉賞、2015年にフランス農事功労章を受章している。
本書では、ガレットとクレープのレシピ60点を掲載。伝統的な定番から『ブレッツ カフェ』のオリジナルまでの製法はもちろん、シードルを始めとするブルターニュの食材についてもエピソードを交えて紹介されていて、マリー・ピエール・モレル氏によるシンプルでナチュラルな写真も美しい。
2016-03-29
新刊 吉田菊次郎 著
お菓子(スイーツ)を彩る偉人列伝
南蛮菓子、西洋菓子、洋菓子・・・古来より脈々と、甘き世界を繋いだ偉人達。
本書は、カステラ、アイスクリーム、チョコレートなど、江戸は天文時代から現代にいたるまで、我が国洋菓子文化に足跡を残した勇士とサポーター達の奮闘を、株式会社ブールミッシュ代表取締役社長で南舟子(なんしゅうし)の俳号を持つ吉田菊次郎氏(当工業会常任理事)が、軽妙洒脱な語り口で綴った偉人列伝。
我が国の洋菓子文化の黎明期から今日までの歴史書・資料としても大変興味深く読める貴重な一冊である。
2016-03-08
新刊 平出 眞 編著 美味しい櫻(SAKURA)
〜食べる桜・見る桜・知る桜〜
本書は、昨年9月に創業60周年を迎えた桜スイーツ素材のパイオニア、山眞産業株式会社(愛知県名古屋市/当工業会賛助会員)が企画・制作したもの。同社では、桜葉漬などの和菓子用副材料はもちろん、桜の葉や花を用いた各種桜素材の開発に務め、今や同社の桜素材を用いた『桜スイーツ』は、春の風物詩として全国に普及している。
書中の“日本全国桜のスイーツめぐり”では、「菊家(大分)」「お菓子の香梅(熊本)」「一六本舗(愛媛)」「黒船(東京)」「銀座コージーコーナー(東京)」「ブールミッシュ(東京)」などの有名店の桜スイーツ115点を写真と共に紹介。この他にも『見る桜』『知る桜』として桜にまつわる様々な情報や思いが著されている。
“桜”に関する活動をライフワークとして、本書の編纂と著作を担当した同社代表取締役の平出眞氏は、「支えて頂いた皆様への感謝の念とともに、さらにもっと桜を知って、桜の持つ多様な文化への理解を深めていただきたい」としている。
2016-03-08
新刊 タルトの発想と組み立て
〜6人のパティシエのアイデアと技法〜
タルトは、生地、アパレイユ、デコレーションの3つの要素からなるシンプルな菓子だが、それだけにバリエーションに富み、奥深さと多様性のある菓子と言える。
本書では、今、注目の “1970年代生まれ” のパティシエ6人による36種のタルトの製法を、発想の源や組み立てのテクニックなどを含めて紹介している。各シェフは「タルト・クラシック」(定番のタルト)、「タルト・モデルヌ」(オーソドックスなタルトを現代風に再構築したもの)、「タルト・オートクチュール」(商品化にこだわらず自由に作った1点もの)をそれぞれ2品ずつ製作。完成写真と合わせて、断面カットやプロセス写真も掲載し、各シェフのタルト作りへのこだわりを詳細に解説している。若手実力派6人が腕を競い、タルトの美しさ、美味しさ、多様性を伝えており、タルト作りのアイデアとヒントが満載。