2016-11-04
新刊 金子美明の菓子 パリセヴェイユ
〜 LES CRÉATIONS DE LA PÂTISSERIE PARIS S’EVEILLE 〜
丹精なフォルムと印象的な美味しさで、パリの現在(いま)を表現する金子美明氏。本書は、自由が丘『パリセヴェイユ』(PARIS S’EVEILLE)の誕生以降、『けっして宝石のような菓子作りではなく、日常の中に溶け込む上質を目指しました』と語る金子氏の13年間の集大成となる一冊。
ファンにはおなじみの定番商品から最新作までの53品(デセール16品を含む)が、丁寧なルセットと豊富な工程写真、アートの様な製品写真と共に紹介されていて、まるでフランス菓子の写真集のように美しい。一製品ごとに記されたメッセージからはシェフの人柄が垣間見え、その製菓哲学にも触れることができる。
2016-11-04
新刊 せかいをひとつにするケーキ 〜わすれていたたいせつなもの〜
Miraculous Cake〜The Forgotten Treasure〜
本書は、11歳の時にドバイに渡った14歳の双子の姉妹、泉川百合さんと茉莉さんが書いた絵本。
不安を抱えて異国で暮らし始め、様々な国籍や宗教を持ち、価値観の異なるクラスメイトたちとの関わりの中で培われた「偏見や先入観によって埋没してしまう長所を、もっとたくさんの人に見出してほしい」「世界がどこかに置いてきてしまった認め合う心を取り戻して欲しい」という願いが込められている。
みんなが持ち寄ったフルーツやナッツなどの“バラバラの食材”を、卵やバター、小麦粉、砂糖を使って一つにまとめたケーキは、みんなで力を合わせて作った『世界をひとつにするケーキ』。
当工業会常任理事の吉田菊次郎氏(株式会社ブールミッシュ代表取締役社長)が監修を務めている。
2016-10-03
新刊 Bake Shop!(ベイクショップ!)
〜10店の焼き菓子レシピと店づくり〜
「ベイクショップ」というスタイルの小さな焼き菓子専門店が増えている。焼きっぱなしのパウンドケーキ、マフィン、スコーン、タルトなどがお洒落にディスプレイされ、若い女性を中心に人気が高い。設備が少なく、一人で開業することもできるこのような店は、今、注目すべきジャンルの一つとして話題を集めているが、独学で開業する人も少なくないこの業態で人気店になるには、美味しさとセンスが大切。
本書では、人気のベイクショップ10店に取材し、各店のレシピと店づくりを紹介している。
2016-09-02
新刊 柴田書店MOOK プロのための洋菓子材料図鑑 vol.4
〜製菓素材を深く知る産地への旅〜
粉、砂糖、甘味料、バター、油脂、乳製品、卵、凝固剤、チョコレート、フルーツ、ナッツ、スパイス・香料、酒類、デコレーション、包材、便利素材・・・パティスリーに欠かせない1500アイテムの最新情報を紹介した、人気MOOKの第4弾が5年ぶりに発売された。
本書では、材料図鑑の他に読み物ページも充実、「製菓素材を深く知る産地への旅」と題して、奄美大島の黒糖作りや久留米(福岡県)のバニラ、折田農園と平塚製菓による国産カカオ栽培のレポートなど貴重な情報が掲載されている。
素材に困った時や新作のヒントを探すためなど、手元にあると便利な一冊だ。
2016-09-02
新刊 ドゥニ・リュッフェル著 ドゥニ・リュッフェル・フランス料理 感動の味わい
笑顔を忘れた日本の素材への語りかけ 2.伝統的な前菜、魚料理、肉料理編
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画(弓田亨代表)は、毎年行っているドゥニ・リュッフェル氏のフランス菓子・料理技術講習会が、開始から昨年で30周年を迎えたことを記念し、第2弾となるレシピ集「伝統的な前菜、魚料理、肉料理編」を刊行した。
なお、前作、「1.トゥレトゥールと郷土料理編」は、今年5月29日にグルマン世界料理大賞フランス料理部門にて第1位を受賞している。
本書は、フランスの有名な郷土料理や伝統料理、鴨や子羊、リ・ドゥ・ヴォーなどより高級な素材を使う手の込んだ料理も紹介。そして各料理に合わせるワインも提案している。付録として、ソースやフォン、パートなど料理作りのベースとなる基本製法や、メイン料理に添える付け合わせの製法を掲載。