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2023-02-07

明治 OLL1073R-1株が作り出す多糖体「R-1 EPS」が、新型コロナウイルスの増殖を抑制することを細胞試験で確認

 当工業会賛助会員の株式会社 明治(松田克也代表取締役社長/東京都中央区)と北里大学 大村智記念研究所ウイルス感染制御学研究室(片山和彦教授)は、乳酸菌Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1(以下、OLL1073R-1株)が産生する多糖体(※1)(以下、R-1 EPS)が、ヒト肺由来培養細胞において一般的な風邪の原因となるヒトコロナウイルス229E(※2)、および新型コロナウイルスの増殖を抑制することを確認。今回の細胞試験では、R-1 EPSが自然免疫(※3)に作用してウイルス増殖を抑制したことが示唆されている。この研究成果は、2022年6月12日に第76回日本栄養・食糧学会大会、および2022年11月8日に第18回日本食品免疫学会学術大会にて発表した。
 本研究では、まずヒトコロナウイルス229Eに対する増殖抑制効果を確認し、さらに研究を発展させたことで、新型コロナウイルスの抑制効果の可能性を見出した。一般的な風邪に関しては、高齢者施設の入居者を対象とした観察研究において、OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトの摂取により唾液中ヒトコロナウイルス229Eに反応するIgA抗体量を亢進するとともに、風邪の罹患リスクを低減することを明らかにしている。これらの研究により、R-1 EPSは自然免疫および獲得免疫(※4)を活性化して、ヒトコロナウイルスの感染を抑制する可能性が示唆される。
 同社では、今後もヒト試験および実験的感染モデルでの検証を通じて、免疫増強効果などを明らかにし、日常からの感染予防、健康維持増進に寄与する研究を継続していくとしている。

※1多糖体:糖が鎖のようにつながったもの。菌が作り出す多糖体は菌体外多糖という。 OLL1073R-1株が産生するEPSは、これまでにも免疫力の指標となるナチュラル・キラー細胞の活性を高める働き、インフルエンザウイルス感染を抑制する作用など、さまざまな免疫作用が示されている。

※2 ヒトコロナウイルス229E:風邪症候群の原因となる4種類のヒトコロナウイルスの中の一つ。

※3自然免疫:人間にもともと備わっている仕組みで、免疫細胞が自分と自分以外(非自己)を認識することで、非自己である病原体をいち早く認識して攻撃する働きのこと。

※4 獲得免疫:一度侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入された時にいち早く対処する働きのこと。

2023-02-07

2023モバックショウ(第28回国際製パン製菓関連産業展)記者会見を開催

日本製パン製菓機械工業会(増田文治理事長/東京都中央区)は2022年11月9日、ビジョンセンター東京駅前において記者会見を開催し、報道関係29社(WEB参加含む)の出席の下、2023年2月28日(火)~3月3日(金)まで幕張メッセ・国際展示場にて開催される2023モバックショウ(第28回国際製パン製菓関連産業展)の概況と準備状況の報告を行った。
記者会見は、牛窪渉外委員長の司会で、はじめに増田文治理事長が主催者代表挨拶を行い、続いて若林実行委員長が2023モバックショウ概況と準備状況について報告を行った。最後に、宮川広報委員長が今後の広報計画について説明を行い終了した。

~モバックショウの概況と準備状況について~
①募集期間終盤の新型コロナ第7波の影響により、出品申込を躊躇された企業も多く苦戦したものの、新規出品者36社を加えた239社1,494小間にて開催することになった。
②「考えよう!地球の未来と食の未来!」のテーマの下、モバックショウに出品される機械設備・原材料をはじめとする関連メーカーとユーザー業界がともに、地球環境にやさしく持続可能な食の未来へ取り組んでいける、より魅力的な商品づくりにつながるきっかけとなる展示会にしたい。
③出品製品は、製パン・製菓機械が全体の39%、次いで原材料・副資材が17%、食品加工機械と食品包装機械で16%、その他が28%となり、バラエティ豊かな展示がおこなわれる予定である。
④モバックショウの特長である「ユーザー参加型」の充実したイベントについても、有意義な企画を多数用意したのでご期待いただきたい。
⑤出品者の創意工夫に満ちた出品により、従来にも増して充実した内容での開催となる。2023モバックショウに、ぜひご来場いただきたい。

■2023モバックショウ(第28回国際製パン製菓関連産業展)開催概要
テーマ:考えよう!地球の未来と食の未来!
主催:協同組合 日本製パン製菓機械工業会
会期:2023年2月28日(火) ~ 3月3日(金) 4日間
会場:幕張メッセ・国際展示場 4・5・6・7・8ホール
千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1

2022-12-08

明治 北海道「恵庭工場」新設目的・概要を発表
~「明治おいしい牛乳」20周年の今年、牛乳の安定供給に貢献し、おいしさの進化や環境への各種取り組みを実施中~

当工業会賛助会員の株式会社 明治(松田克也代表取締役社長/東京都中央区)は、北海道における生乳の生産体制を強化するため、北海道で6工場目として新設された恵庭工場を今年7月から稼働しているが、2022年9月14日(水)恵庭工場にて、同工場新設の目的や概要についての発表・説明会を催した。
発表会では始めに松田克也社長が挨拶に立ち、「恵庭工場で生産する主力商品であり、発売から20周年を迎えた『明治おいしい牛乳』のブランドコンセプト実現のため、自然からの贈り物である牛乳の価値を向上し、年間を通して安定的な供給を図ることが恵庭工場の目的」と述べ、またキャップ部分のプラスチックを環境に配慮したバイオマスプラスチック配合のものへ順次切り替えを行っていることや、「栄養報国」の精神に基づき、同社が提供する栄養の考え方「栄養ステートメント」を定めた事などについてスピーチした。
 この後、恵庭工場の多田雅樹工場長より、恵庭工場の概要や特色などが発表された。

■明治 北海道恵庭工場
所在地:北海道恵庭市戸磯47番15(恵庭テクノパーク内)
投資額:約120億円      
生産能力:約87000㎘/年(2023年度計画)
設立コンセプト
1.絶対安全を実現する工場 
人と運搬車両の動線交差の最小化、作業性の高いレイアウトなど、安全性に配慮した設計
2.製品の安定供給と生産性向上を実現する工場
  年間を通じた安定供給体制の構築、資材・製品搬送作業の無人化
3.地球環境にやさしい工場
  省エネ、水の再利用等により環境負荷を軽減。再生可能エネルギーの活用による地球温暖化防止への貢献
4.多様化を受け入れる工場、働きがいがある工場
  多様な人材を受入れる環境整備(バリアフリー、みんなのトイレ、みんなの更衣室)
5.地域社会に貢献する工場
  PR施設で見学者受入れ

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2022-12-08

サンエイト貿易 第1回 BABBI グラン・プレミオ〈ピスタチオ〉 表彰式 & BABBI 創業70周年記念パーティを開催  ~第1回大会優勝の栄冠はアテスウェイの阿部由香さんが獲得!~

当工業会賛助会員のサンエイト貿易株式会社(若旅充雄代表取締役社長/東京都港区)は、2022年9月12日(月)東京・六本木のグランドハイアット東京にて標題のイベントを開催した。
パーティの冒頭で若旅社長は「今日の弊社とBABBIの発展があるのは全力を尽くしてくださったBABBIチームのお陰と思い、改めて感謝します」と挨拶した。
BABBIからはゼネラルディレクターのピエルパオロ・コロンボ氏が、同社プレジデントからのビデオメッセージを披露し、BABBIの歴史と現在70ヶ国以上に製品・サービスを提供していることなどを説明した後、サンエイト貿易へ謝意を述べた。この後、百貨店などでBABBIの店舗展開を行う株式会社レガリーノ代表取締役の木村岳央氏による乾杯の発声で華やかな宴となった。
第2部の『第1回 BABBI グラン・プレミオ〈ピスタチオ〉結果発表&表彰式』では、126作品の応募の中から10作品を選出して行われた最終審査により、パティスリー アテスウェイの阿部由香氏が優勝した。コンクールのテーマは「毎日の小さな喜び」。審査員は、五十嵐宏(審査員長/パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ)、藤本智美(パティスリー エチエンヌ)、川村英樹(パティスリー アテスウェイ)、和泉光一(アステリスク)、伊藤文明(パティスリー メゾンドゥース)の各氏が務めた。優勝した阿部由香氏には副賞としてイタリア視察旅行が贈られた。

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2022-12-08

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コンテチーズ生産者協会
フランス産チーズ「コンテ」とお茶のマリアージュセミナーを開催

 コンテチーズ生産者協会は、9月6日に目黒雅叙園「清風」にて、チーズプロフェッショナルの天花寺歩美氏を講師に招き、フランス産チーズ「コンテ」とお茶のマリアージュセミナーを行った。
 セミナーでははじめに、「コンテAOP、フランスの伝承」と題し、フランス産AOP(原産地呼称保護)チーズの中でNo.1の生産量を誇るコンテチーズについて、その産地やチーズ作りの原則・製法などについて解説し、さらには原乳や熟成期間に応じて、風味や食感が進化するコンテは、83種という多様性のあるアロマを持っているとコメントした。
 続いて、テイスティングについて説明し、熟成期間の異なる3種のチーズについて五感を使って行う方法を教授し、参加者は実際にテイスティングを行った。続いて、コンテとお茶のペアリングは、時間を問わず楽しめる事、また温かいお茶と合わせることで、コンテの口溶けがよりまろやかに感じられ、口に含んだときの鼻から抜ける香り(口中香)の華やかさも際立つなどのメリットを述べた。また、“完全栄養食”に近いと言われるコンテが、お茶に含まれるビタミンCと組み合わせることで、よりバランスの取れた栄養源になる事も補足された。参加者も緑茶、ほうじ茶、紅茶、凍頂烏龍茶、抹茶とコンテのマリアージュを実際に確かめ、コンテにさらにちょい足しとして、はちみつやコンフィチュール、スパイスさらには羊羹などとのペアリングを楽しんだ。
 今回のセミナーでは、そのままでも美味しいコンテが、ドリンクや様々な素材と合わせることで、今までになかった新たな味の組み合わせを創出する可能性に満ちたポテンシャルの高い素材であることが示唆された。
 同協会では、今後も同様のイベントを実施し、コンテの魅力を訴求していくとしている。

コンテチーズ生産者協会【official】Instagram @comte.jp

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