2016-11-04
協同組合日本洋菓子工業会
「第14回サマー交流会」を開催
当工業会では、8月24日午後13時半より、東京・浜松町の世界貿易センタービル39階東京會舘にて標題の交流会を開催した。
冒頭の加藤信理事長の挨拶に続いて、第一部では賛助会員による「製菓用洋酒」をテーマにした情報提供が行われ、自社製品ならびに製菓における洋酒の役割等の説明がなされた。
次に、日本食糧新聞社 展示会運営事務局長の中津川栄之助氏より、今年の10月18日(水)〜20日(金)にインテックス大阪で開催する関西デザート・スイーツ&ベーカリー展と、来年の4月12日(水)〜14日(金)に東京ビッグサイトで開催する、第14回 デザート・スイーツ&ベーカリー展の概要を説明し出展を募った。
続いて細内進副理事長が「ROLL-1グランプリ/第5回スイーツコンテスト」への作品応募ならびに協賛を呼びかけた。
第一部の最後に、桜の食文化300周年委員会より山眞産業(株)の平出眞代表取締役社長が、来年で桜もちが誕生してから300年を迎えることを記念すべく、桜の食イベントの開催を提唱・普及していく旨を説明し、同委員会への参加を呼び掛けた。
第二部は、農林水産省 生産局 畜産部 牛乳乳製品課 乳製品調整官 の本田光広氏より「バターの需給状況について(牛乳・乳製品をめぐる状況)」の情報提供がなされ、続いて港区防災危機管理室 防災課 地域防災支援係 係長 匂坂直康氏が「大地震が来たとき企業はナニをするか」の講演を行った(右頁に抄録を掲載)。
第三部の交流パーティでは、加藤理事長が挨拶を述べ、続いて来賓として出席した農林水産省食料産業局食品製造課長の神井弘之氏から、盛会を祝う旨のスピーチがあり、株式会社イワセ・エスタ東京 代表取締役会長の藤 敬一郎氏による乾杯の音頭で開宴した。宴たけなわの頃、ドーバー洋酒貿易株式会社代表取締役社長の和田明久氏より中締めの挨拶があり、賛助会員・組合員ら総勢約100名超が集まった同交流会は盛会裏に終了した。
■賛助会員による情報提供 |
ウイスキーについて、その特長について説明。体にも優しいウイスキーは、チョコレートとの相性が抜群。5大ウイスキー産地のひとつである日本では、1923年に着工した山崎蒸溜所が翌1924年に、1973年には白州蒸溜所が生産を開始し、世界にも通用するウイスキーを製造している。
製菓における洋酒の5つの効果、
1「香味の付与」の効果、 2「味の改善」の効果、 3「マスキング」の効果、 4「菌抑制」の効果、 5「香り抽出、浸透・溶解」
について、具体例をあげて説明。また、同社「ネプチューン メープルリキュール」を使用した試食で、メープルシロップを使用しなくても同リキュールのみでメープル風味を付与し、コスト削減を図るという事例を紹介した。
「洋酒を使用した洋菓子が何故必要か?」をテーマに、消費者調査の結果から、顧客は洋酒を使用したお菓子に対し、「おいしそう」・「高級感がある」という印象を持っており、「プロの味」・「パティシエ風」・「上品」というイメージを高く評価していることが紹介され、洋菓子に洋酒を使用しないことで売上機会の喪失の可能性があると締めくくった。
2016-10-17
≪速報≫クープ・デュ・モンド日本代表選手
応援ツアーの参加者募集
当工業会では、フランスのリヨンで2年に一度行われる国際展示会「SIRAHA2017・シラ国際外食産業見本市」のイベントとして行われる、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 日本代表選手応援ツアーの参加者を募集中。1月20日から27日の8日間でベルギー、リヨン、パリの3都市を巡り、見どころが豊富なパリではフリータイムを充実させている。詳しくはチラシを参照のこと。
2016-08-08
協同組合全日本洋菓子工業会
「第55回通常総会」を開催
当工業会では5月17日(火)午後1時より帝国ホテル東京(東京・千代田区)「桜の間」にて「第55回通常総会」を開催した。開会の辞を副島隆副理事長((株)お菓子の香梅)が述べ、加藤信理事長(専門学校二葉製菓学校)が挨拶を述べた。この後、定足数の報告を経て加藤理事長を議長に選出、「27年度の事業・決算報告」並びに「28年度の事業計画・予算案」について審議が重ねられ、拍手をもって承認された。「任期満了に伴う役員の改選」では、右記の通りとなった。閉会の辞を田中裕人副理事長((株)菓匠三全)が述べた。
引き続き、午後3時からは、船井総合研究所 フードビジネス支援部 菓子・食品チーム チームリーダー チーフ経営コンサルタントの横山玟洙氏を講師に招いて、「菓子業界の今とこれから〜業界の時流を読み解く〜」をテーマに講演会を開催した。出席者は組合員・賛助会員ら約150名にも達し好評を博した(講演内容は本誌9月号に掲載予定)。
午後5時からは、同ホテル「光の間」に会場を移して、賛助会員並びに関係諸団体等を招いての懇親会が催された。まず、加藤理事長が挨拶を述べ、この後、来賓を代表して農林水産省 食料産業局長の櫻庭英悦氏が祝辞を述べた。続いて、日本食糧新聞社 代表取締役会長CEOの今野正義氏が乾杯の発声を行い、200名余の業界関係者が集う華やかな宴となった。
宴もたけなわの頃、ドーバー洋酒貿易株式会社 代表取締役社長の和田明久氏が中締めの挨拶を述べて、午後6時30分過ぎに全ての予定を滞りなく終了した。
2016-07-01
当工業会 加藤理事長
旭日小綬章を受勲
当工業会理事長で専門学校二葉製菓学校校長の加藤信氏(昭和11年)は、平成28年度春の叙勲において、食料品加工業振興の功労により、栄えある旭日小綬章を受章した。
加藤氏は、菓子職人を志し、16歳から(資)エス・ワイルや(株)ロイヤルなど国内の一流店で修行。28歳の時に洋菓子の本場ヨーロッパで働く事を目的として、スイスの製菓学校に留学し、その後、欧州各地のホテルやパティスリーに勤務して製菓長を務めるまでになる。帰国後は帝国ホテルに入社し、スイス・フランス菓子の草分け的存在として、洋菓子製造技術の考案等に取り組み、品質向上や普及に尽力した。定年退職後は二葉製菓学校にて副校長・校長を歴任すると共に、多くの業界団体の要職を兼任して、製菓技術の向上や後継者育成等に務めている。
当工業会では、運営委員、常任理事、副理事長を歴任し、平成24年5月に第8代理事長に就任した。加藤氏の主な団体歴、賞歴は以下の通り。
【団体歴】 昭和60年~ リッチモントクラブ・オブ・ジャパン 会長 平成21年~ 公益社団法人 全日本司厨士協会 理事 平成22年~ NPO法人レザミ・ドゥ・キュルノンスキー・ジャポン 名誉会員 平成22年~ 東京都洋菓子組合 理事 平成23年~ 一般財団法人 日本食生活文化在団 理事 平成24年~ 協同組合 全日本洋菓子工業会 理事長 平成24年~ 全日本菓子協会 常務理事 平成26年~ クラブ・プロスペール・モンタニェ日本支部 名誉顧問 平成27年~ 日本菓子教育センター 副理事長 平成27年~ グローバル・パティスリー・サポーターズクラブ 代表
【受賞歴】 昭和53年 2月 アンクルジュマンプブリック金賞 昭和53年10月 クラブ・プロスペール・モンタニェ オフィシェ賞 昭和59年 3月 第20回全国菓子大博覧会 高松宮殿下 菊花龍紋賞 平成元年 1月 第1回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 優秀賞 平成 2年11月 一般財団法人 日本食生活文化財団 食生活文化賞 銀賞 平成 4年11月 東京都優秀技能者知事賞 平成14年10月 フランス共和国政府 農事功労勲章 シュヴァリエ章 平成14年11月 一般財団法人 日本食生活文化財団 食生活文化賞 金賞 平成15年11月 農林水産大臣表彰(食品産業優良企業等表彰/技術功労部門) 平成17年11月 厚生労働大臣 卓越した技能者表彰「現代の名工」 平成19年 5月 公益社団法人 全日本日本司厨士協会 国際ジャッジ感謝状 平成24年10月 トックブランシュ国際倶楽部 功労賞 *団体歴は現在に至るものに限り記載、また団体名は現在の名称で記載 |
2016-03-08
全日本洋菓子工業会
新年懇親パーティーを開催
当工業会『新世代の会』(代表幹事:松田安正、細内滋之)は、昨年10月2日〜3日の2日間に亘り、福岡県福岡市を中心に研修会を開催した。
今回の研修会は、在福岡市の会員の株式会社イシカワ(福岡市東区)代表取締役の石河勲氏、株式会社明月堂(福岡市博多区)常務取締役の秋丸敏郎氏が中心となって企画した。
1日目は、和菓子「鈴懸」本店(福岡市博多区)、続いてフランス菓子16区(福岡市中央区)を視察後、稚加榮(福岡市中央区)にて三嶋隆夫氏(フランス菓子16区)、加藤信当工業会理事長を囲み座談会を開催した。引き続き同会場で懇親会が行われた。
2日目は、最初に“博多とおりもん”で有名な明月堂本社工場を見学した。次に、福岡市郊外で株式会社久原本家食品が運営する自然食レストラン「茅乃舎」にて、同社代表取締役の河邉哲司氏の講演後、同レストランで昼食を取った。
同会では、今後も若手業界関係者の英知と努力を結集し、資質の向上、相互の親睦、融和を図るべく、研修会等を行っていくとしている。