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全日本洋菓子工業会の情報

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2020-12-11

当工業会小澤俊文理事長 令和2年度東京都功労者表彰を受賞

東京都は、10月1日(木)『令和2年度東京都名誉都民及び東京都功労者』を発表。当工業会理事長の小澤俊文氏(株式会社コロンバン代表取締役社長)が『令和2年度東京都功労者表彰』(産業振興功労)を受賞した。
『東京都功労者表彰』は、都民の生活と文化の向上に特に功労があった者の事績を表彰することにより都民の福祉増進に資することを目的としたもの。
小澤氏は、銀行員を経て平成16年に(株)コロンバンに入社、同18年より代表取締役社長を務め、夏でも溶けないチョコレート菓子「原宿焼きショコラ」などの東京土産を始め、本店屋上での養蜂で採取した蜂蜜を使用した「原宿はちみつプリン」、大学の校章や企業のロゴマークをプリントしたクッキーの開発などを通して、宮内庁御用達の老舗洋菓子メーカーをV字回復に導いた経営者として注目を集めている。
当工業会では常任理事、副理事長を歴任して平成30年に理事長に就任。組合員・賛助会員の増強など精力的に活動すると共に、全日本菓子協会常務理事、日本菓子教育センター理事、(一財)日本食生活文化財団副理事長などを兼任して、幅広く業界活動に尽力している。

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■小澤俊文氏の主なプロフィール

株式会社コロンバン 監査役 平成16年12月~平成17年11月
常務取締役・管理本部長 平成17年12月~平成18年11月
代表取締役社長 平成18年12月~現 在
【団体歴】
協同組合全日本洋菓子工業会 常任理事 平成20年5月~平成22年5月
副理事長 平成22年5月~平成24年5月
常任理事 平成24年5月~平成30年5月
理事長 平成30年5月~現在
一般財団法人日本食生活文化財団 評議員 平成19年5月~平成24年1月
監事 平成24年1月~平成25年11月
理事 平成25年11月~令和元年6月
副理事長 令和元年6月~現 在
職業訓練法人東京都菓子学園 相談役 平成30年6月~現在
皇宮警察桐栄会 理事 平成18年4月~平成30年4月
常務理事 平成30年4月~現在

2020-09-04

第28回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト
~(株)フランソアの谷口美幸氏と(株)ドンクの西川亜季氏が大賞を受賞~

カリフォルニア・レーズン協会(ジェフリー・マクニール駐日代表)は、6月12日(金)、13日(土)の両日、カリフォルニア・レーズンを使った新製品の開発とその商品化を目的とした『第28回カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト』の最終審査を東京・西葛西の日本パン技術研究所で開催した。
コンテストでは「量販/インダストリーベイク/ベイクオフ製品部門」(工場生産し、完全包装で販売する作品とベイクオフ・ QBD製法で生産し販売するパン)と「オールスクラッチ製品部門」(店舗や工場でのオールスクラッチ製法で生産し販売するパン)の2部門で作品を募り(応募総数136作品)、書類選考で選出された21名のファイナリストのうち19名(2名は辞退)が2日間(計7時間以内)に亘る最終審査に臨んだ。
審査員長を務めたカリフォルニア・レーズン協会駐日代表のジェフリー・マクニール氏は、新型コロナウイルスの影響で、コンテストの開催に当たって困難を極めたと述べると共に、ファイナリストの独創性と高い技術が反映された素晴らしい作品ばかりだったと挨拶した。
また、審査員の山﨑豊氏(ベーカリーコンサルタント)と渡邉睦氏(同左)は、「季節商品や健康をコンセプトとした作品や、和素材、スパイスを活用した作品にレーズンパンの可能性を感じた」(山﨑氏)、「最終的には出来るだけ少ない材料、少ない手数・作業数で効率良く作れ、利益を出せる商品作りを意識して欲しい」(渡邉氏)とそれぞれ総評を述べた。
入賞者11名には、副賞として「カリフォルニア州フレズノへの研修旅行(実施は2021年へ延期)」が贈られた。
なお、今回の受賞作品は、今後続々と発売が開始される予定。

■第28回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト結果

●量販/インダストリーベイク/ベイクオフ製品部門
カリフォルニア・レーズン大賞 (株)フランソア 谷口 美幸
カリフォルニア・レーズン金賞 (株)ニューイングベーカリー九州 合田 桃子
カリフォルニア・レーズン特別賞 (株)神戸屋 近藤 絢香
(株)神戸屋 田中 悠
●オールスクラッチ製品部門
カリフォルニア・レーズン大賞 (株)ドンク 西川 亜季
カリフォルニア・レーズン金賞 カネカ食品(株) 長野 美加子
トモニパン 浅井 一浩
カリフォルニア・レーズン特別賞 ブーランジュリーアヴェック 上村 昭博
グルマンマルセ(株) 相田 綾
(株)ドンク 小林 莉子
Boulangerie Kishimoto 岸本 章

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2020-08-11

協同組合 全日本洋菓子工業会 第59回通常総会を開催
~小澤俊文理事長が再任~

当工業会は、5月25日(月)午後3時より東京・千代田区の帝国ホテル本館3階「鶴の間」にて『第59回通常総会』を開催した。今回は、新型コロナウィルスの感染拡大を懸念し、組合員の出席を極力控えるべく、書面議決書にて右記議案について賛否を図り、「三密」等の配慮に鑑みて主に都内在住の組合員数名のみが出席しての開催となった。
小澤俊文理事長(株式会社コロンバン)の挨拶と第3号議案の「理事及び監事選挙の件」に伴う役員改選の結果は別記の通り。

■第59回通常総会議案

第1号議案令和元年度 事業報告書及び決算書類承認の件
第2号議案令和2年度 事業計画及び収支予算決定の件
第3号議案理事及び監事選挙の件
第4号議案令和2年度 経費の賦課及び徴収方法決定の件
第5号議案令和2年度 借入金残高の最高限度額決定の件
第6号議案令和2年度 役員報酬決定の件

理事長挨拶(抄録)
例年であれば多くの会員の出席を頂いているが、今年は新型コロナウィルス感染拡大に配慮して、三密を避けての開催となったため、定款に則り書面議決書方式を採り入れての開催とした。
4月7日に緊急事態宣言が発令され、外出の自粛、人との接触の7~8割の削減、ソーシャルディスタンス、マスクの着用と手洗いなど、行動変容の重要性が訴えられ、それにより、マスク不足、トイレットペーパーの買い占め、アルコール消毒用製剤の不足など、1973年のオイルショック時を彷彿とさせる事象が多く見受けられた。さらに在宅勤務、テレワークが一気に拡大したため、WiFi、USBメモリーなどの不足も発生した。またあらゆるイベントが中止され、オリンピックは来年の開催さえ危ういと言われている。
日本では、インバウンド需要が高まる春節、卒・入学式、GWなどのビジネスチャンスが悉く奪われ、その被害は観光業全般、ホテル・旅館業界、ブライダル業界、飲食業界、百貨店、小売り全般など多岐に亘ったため、新型ウィルス関連の倒産は昨日までに176社(帝国データバンク調べ)となっており、レナウンやファーストキャビンの倒産も記憶に新しく、新型コロナウィルスの感染拡大が与えた経済的損失は計り知れない。
そして、新型コロナウィルスは現在も世界中で感染拡大を続け、既に感染者は530万人を超え、死者は34万人を超えている(5月24日現在)。
新型コロナウィルスによる企業倒産、産業低迷、失業者の増大、消費の低迷、デフレスパイラル、更にAIやIOTによる人員の削減などは、日本だけでなく、国際的な景気減速が更に回復を遅らせる要因となり、民間予測では、1~3月のGDPは3.4%減(年率)、回復は早くて来年後半とも言われ、日本経済の立ち直りには相当の時間がかかるとの見方が広がっている。
本日、緊急事態宣言が一旦解除される見込みだが、第2次感染は解除後30日程度でピークまで戻るとの予測もあり、インバウンドも1年以上は戻らないと言われている。
さらに日本には潜在的に少子高齢化問題もあり、業績の低迷や消費者の生活防衛意識による消費の一層の落ち込みは明白で、業種を問わず経済縮小の影響が出ており、早くても来年2月と言われるワクチンの完成まで、我々は最悪のシナリオに備えなければならない。
こうした中、協同組合全日本洋菓子工業会は、組合員と共にこの事態にどう向き合い、どう対応して行けば良いのか、前例の無い未知との戦いに備えなければならない。組合員相互のコミュニケーションを十二分に図り、結束力を高めて、この事態を切り抜けるべく英知を結集したいと考えており、組合員並びに賛助会員の皆様に一段のご協力をお願い申し上げ、総会の挨拶とさせて頂きたい。

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■(協)全日本洋菓子工業会役員名簿 自:令和2年5月25日(任期:2年)

役職 氏名 企業名 所在地(本社・本店)
理事長 小澤 俊文 (株)コロンバン 東京都渋谷区
副理事長 田中 裕人 (株)菓匠三全 宮城県仙台市
細内 進 (株)ゴンドラ 東京都千代田区
鎌田 明彦 (有)シェルボン 東京都北区
福永 晃三 (株)フクナガ 京都府京都市
玉置 泰 (株)一六 愛媛県松山市
副島 隆 (株)お菓子の香梅 熊本県熊本市
専務理事 ※河合 弘 (協)全日本洋菓子工業会 東京都港区
常任理事 若狭 洋市 (株)わかさいも本舗 北海道虻田郡
松倉 公一 (株)十一屋 山形県山形市
吉田 菊次郎 (株)ブールミッシュ 東京都中央区
山下 訓央 (株)銀座コージーコーナー 東京都中央区
栢沼 稔 (株)栢沼 東京都港区
大住 省一 (株)上野凮月堂 東京都台東区
金子 亮一 (株)マッターホーン 東京都目黒区
*山本 隆夫 (株)クラブハリエ 滋賀県近江八幡市
齋藤 治雄 (株)菊家 大分県由布市
理事 門林 秀昭 トアヴァルト(有) 栃木県宇都宮市
大橋 健二 (有)夢菓子工房ププリエ 埼玉県東松山市
鈴木 徹哉 (株)モンテール 埼玉県八潮市
岡本 圭祐 (株)文明堂銀座店 東京都中央区
髙瀬 晃裕 (株)東京凮月堂 東京都中央区
望月 完次郎 (株)帝国ホテル 東京都千代田区
大島 崇嗣 (株)レピドール 東京都大田区
森脇 克弥 浪花食品(株) 大阪府大東市
比屋根 祥行 (株)エーデルワイス 兵庫県神戸市
荒木 貴史 (株)黒船 大阪府大阪市
*林 雅彦 (株)エル クレア 奈良県奈良市
*吉田 誠 (株)ドンク 兵庫県神戸市
森 恍次郎 (株)如水庵 福岡県古賀市
監事 ※大野 龍男 専門学校 二葉製菓学校 東京都武蔵野市
藤井 克昭 (株)藤井商事 神奈川県横浜市
霜辻 日出夫 (株)スイス菓子バーゼル 大阪府枚方市

※:新任 *:異動

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2020-03-04

全日本洋菓子工業会
新年懇親パーティーを開催

工業会では、1月8日(水)午後5時より東京都港区の浜松町東京會館(世界貿易センタービル39F)にて新年懇親パーティーを開催した。
パーティーで挨拶に立った小澤俊文理事長は、「今年は日本ではオリンピックが開催される明るい年であるが、国際問題への警戒感を持ちながら進めていく一年になるのではと思っている。当工業会を盛り立ててくださる組合員ならびに賛助会員や関連団体の皆様のご協力の下、共に成長していければ」等とスピーチした。
次に、来賓を代表し、農林水産省 大臣官房審議官(兼食料産業局) 道野 英司氏が挨拶を述べた。続いて、中沢乳業株式会社 代表取締役社長の中澤謙次氏の乾杯の発声で華やかな宴が始まった。
宴たけなわの頃、ドーバー洋酒貿易株式会社代表取締役社長の和田明久氏の中締めの挨拶と三本締めをもって、組合員、賛助会員、関連団体より210名余りの参加者が集った当パーティーは盛会裏に終了した。

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2020-01-10

令和元年度 秋の褒章・叙勲 
当工業会副理事長の鎌田明彦氏(シェルボン)が黄綬褒章を受章

当工業会副理事長の鎌田明彦氏(有限会社シェルボン代表取締役社長/東京都北区)は、令和元年度の秋の褒章にて黄綬褒章を受章した(当工業会推薦)。
鎌田氏(昭和16年生れ)は、昭和35年に東京・目白の(株)田中屋に入社し、20代半ばで洋菓子部の部長に抜擢される。退社後は、全国各地やアジア各国の洋菓子店で技術指導を行い、昭和49年に、東京・東十条に「シェルボン」を独立開業した。
昭和43年には大手乳業メーカーを通じて米国からクリームチーズを輸入し、日本で初めてクリームチーズを使ったチーズケーキを発売。また、同メーカーの顧問として「アロエヨーグルト」(平成6年発売)等の開発に携わった。当工業会では、永年に亘って役職を歴任し、現在も副理事長・出版局長として、弊誌の編纂等を通じて我が国製菓技術の向上に貢献している。
表彰歴には、「未来を拓く産業人表彰」(東京都北区/平成11年)、「卓越した技能者表彰(現代の名工)」(厚生労働省/同18年)、「食品衛生功労表彰」(厚生労働省/同19年)、「食生活文化賞 金賞」(財団法人日本食生活文化財団/同20年)がある。
鎌田氏の他、洋菓子業界では有限会社ボック(神戸洋藝菓子ボックサン/兵庫県)代表取締役社長の福原敏晃氏が黄綬褒章を受章。一般社団法人熊本県洋菓子協会会長で株式会社お菓子の香梅 製造技術顧問の磯崎啓介氏が旭日双光章、有限会社根本菓子舗代表取締役の根本義一氏が瑞宝双光章をそれぞれ受勲した。

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