UP

製菓ゼミナールの Recipe

Recipe Topに戻る

レシピ

Confectionery
Technological
Seminar

パティスリー エマリュール / 増山哲平 シェフ

ピスタチオチェリーサンド/レーズンサンド

8×4cm 約100個分


「昔ながらのレーズンサンドをイメージしており、パート・シュクレはショートニングを使いサクッとさせていますが、味そのものは主張し過ぎないようにしています」と話す増山シェフ。フルーツは、最低でも1週間以上しっかりと漬け込む。このサブレに使用している薄力粉はニップンのシリウス。「以前は外麦の小麦粉を使用していましたが、国産小麦粉に変えてみたら、サクみやしっとり感など、おいしさが段違いでした」。現在はジェノワーズにも使用しているという。

増山哲平 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ パート・シュクレ

バター*¹・・・・・450g
ショートニング・・・・・225g
グラニュー糖・・・・・380g
ハチミツ・・・・・30g
加糖練乳・・・・・30g
全卵・・・・・190g
薄力粉*²・・・・・1215g
B.P.・・・・・7g

写真1
  1. 通常の方法で仕込む。3mm厚にのし、8×4cmにカットして焼成する。
    ※半分にはドレ(配合外)をする前にフォークで模様を付ける。残りにはドレをした後にアーモンド(スライス)を貼り付ける(写真1)。
 

◆ クレーム・オ・ブール

<A>
牛乳・・・・・240g
卵黄・・・・・120g
グラニュー糖・・・・・150g
バター*¹・・・・・1050g
<B>
卵白・・・・・150g
グラニュー糖・・・・・300g
水・・・・・90g
ピスターシュ・ペースト*³・・・・・210g
ラム酒*⁴・・・・・84g

写真2
写真3
  1. <A>の材料でクレーム・アングレーズを炊く。
  2. 柔らかくしたバターを加え、よく乳化させる。
  3. <B>の材料でイタリアン・メレンゲを作る。
  4. [2]に[3]を加えて混ぜる。
  5. [4]を半分に分け、一方にピスターシュ・ペーストを(写真2)加える。
  6. もう一方にラム酒を加える(写真3)。
 

◆ トランペ・チェリー

サワーチェリー*⁵・・・・・2缶
サワーチェリーのシロップ・・・・・400g
マラスキーノ*⁶・・・・・ 200g

  1. すべての材料を合わせる。最低でも1週間漬け込む。
 

◆ トランペ・レザン

レーズン*⁷・・・・・1400g
<A>
シロップ(Bé30°)・・・・・400g
水・・・・・270g
水アメ・・・・・150g
黒みつ・・・・・120g
ラム酒*⁴・・・・・80g

  1. レーズンを水に1~2時間漬けて戻し、不純物を取り除く。
  2. <A>の材料を合わせて火にかけ、[1]を入れる。沸騰したら弱火にし、1時間~1時間半火を入れる。レーズンがふっくらしたら、火から下ろす。
  3. 炊き上がりに黒みつを加え、粗熱が取れたらラム酒を加える。1週間以上室温で休ませる。
 

◆ 組み立て・仕上げ

写真4
  1. パート・シュクレにピスターシュ・ペーストを加えたクレーム・オ・ブールを絞り、トランペ・チェリーをのせる(写真4)。もう1枚のパート・シュクレでサンドする。
  2. パート・シュクレにラム酒入りクレーム・オ・ブールを絞り、トランペ・レザンをのせる。もう1枚のパート・シュクレでサンドする。
 

◆ 使用材料

*¹「森永無塩バター」〈森永乳業㈱〉。
*²「シリウス」〈ニップン㈱〉。
*³「ピュアピスタチオペースト」〈アグリモンタナ/ルーツ貿易㈱〉。
*⁴「ネグリタ ラム44°」〈ドーバー洋酒貿易㈱〉。
*⁵「サワーチェリー」(総重量1100g)〈アグリモンタナ/ルーツ貿易㈱〉。
*⁶「マラスキーノ」(27°)〈ネプチューン/合同酒精㈱〉。
*⁷「トンプソン レーズン(ジャンボ)」〈正栄食品工業㈱〉。
 

月刊誌 世界の菓子PCGでは、「製菓技術ゼミナール」で取り上げた製菓を、豊富なプロセス写真と丁寧な解説で紹介しています。

PCGページ
レシピページ
書籍販売ページ
sigep
sigep
grandpatissier
cakechef
boulanchef
cakepia