UP

製菓ゼミナールの Recipe

Recipe Topに戻る

レシピ

Confectionery
Technological
Seminar

アンヴデット / 森大祐 シェフ

Rocher

ロシェ

60×40cmのカードル 1台分


「冬になると、バタークリームのケーキを出したくなるのです」と語る森シェフ。ノワゼットのクリームや生地、キャラメル風味のグラサージュで仕上げ、キャラメリゼしたノワゼットを添えた。バタークリームの重さを感じさせないように、レモン果汁が効いたガナッシュを合わせ、さっぱりした後味で終わるように組み立てている。「生地にシロップをしっかり打つため、目が詰まった感じのビスキュイの配合にしています」。

森大祐 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ ビスキュイ・ノワゼット

<A>
ノワゼット・プードル・・・・・196g
粉糖・・・・・376g
卵黄・・・・・240g
全卵・・・・・150g
<B>
卵白・・・・・480g
グラニュー糖・・・・・200g
レモン果皮(すりおろし)・・・・・10g
<C>
薄力粉*1・・・・・200g
コーンスターチ・・・・・70g
溶かしバター*2・・・・・104g

  1. <A>の材料を45℃まで温め、ミキサーで泡立てる。
  2. <B>の材料で軽くツノが立つくらいのメレンゲを作る。
  3. [1]にレモン果皮を入れて混ぜる。
  4. [3]に[2]を1/3量加えて混ぜる。<C>の粉類を加える。
  5. 残りの[2]を加えて混ぜ、バターを加える。テン板に流す。
  6. 165℃のコンベクションオーブンで、ダンパーを締め7分間、前後を入れ替えて10分間焼成する。
 

◆ アンビバージュ

シロップ(Bé30°)・・・・・150g
ラム酒・・・・・15g

  1. 材料を合わせる。
 

◆ ガナッシュ・シトロン

<A>
生クリーム(35%)*3・・・・・400g
レモン果汁・・・・・200g
グラニュー糖・・・・・28g
卵黄・・・・・140g
<B>
クーベルチュール・ミルク*4・・・・・225g
クーベルチュール・スイート*5・・・・・225g
バター*2・・・・・55g

  1. <A>の材料をクレーム・アングレーズの要領で炊く。
  2. <B>のクーベルチュールに[1]を漉しながら注いで溶かす。ハンドブレンダーにかける。
  3. バターを加えて混ぜる。
 

◆ クレーム・オ・ブール

<A>
牛乳*6・・・・・216g
卵黄・・・・・205g
グラニュー糖・・・・・172g
<B>
卵白・・・・・144g
水・・・・・96g
グラニュー糖・・・・・288g
バター*2・・・・・900g

  1. <A>の材料でクレーム・アングレーズを炊く。
  2. <B>の材料でイタリアン・メレンゲを作り、さます(調整温度35℃)。
  3. ポマード状のバターに[1]を加えて混ぜる。室温に調整する。
  4. [3]に[2]を加え、混ぜる(最終調整温度24〜26℃)。
 

◆ キャラメル

グラニュー糖・・・・・133g
生クリーム(35%)*3・・・・・266g

  1. グラニュー糖でキャラメルを炊き、温めた生クリームを加えて熱を止める。
 

◆ クレーム・オ・ブール・ノワゼット

キャラメル(上記参照)・・・・・126g
クレーム・パティシエール・・・・・360g
ノワゼット・ペースト*7・・・・・594g
クレーム・オ・ブール(上記参照)・・・・・1620g

  1. キャラメルとクレーム・パティシエールを合わせる。
  2. ノワゼット・ペーストを加えて混ぜる。
  3. クレーム・オ・ブールを合わせる。
 

◆ ノワゼット・キャラメリゼ

グラニュー糖・・・・・60g
水・・・・・15g
ノワゼット(砕いたもの)・・・・・150g

  1. 水、グラニュー糖でシロップを作る(煮詰め温度110℃)。
  2. ノワゼットを入れて結晶化させる。さらにキャラメリゼする。
    ※完全にキャラメル化すると食感にならない。少し結晶化した部分が残っているくらいまで。
 

◆ グラサージュ・キャラメル

グラニュー糖・・・・・150g
生クリーム(35%)*3・・・・・150g
<A>
生クリーム(35%)*3・・・・・200g
ナパージュ*8・・・・・400g
クーバルチュール・スイート*5・・・・・300g

  1. グラニュー糖でキャラメルを作り、温めた生クリームで熱を止める。
  2. <A>の材料を合わせて温め、[1]を合わせる。
  3. クーベルチュールに[2]を注いで溶かす。ハンドブレンダーにかけて乳化させる。
 

◆ 組み立て・仕上げ

写真1
写真2
  1. カードルにビスキュイ・ノワゼットをセットし、アンビバージュの1/2量をうつ。
  2. [1]の上にガナッシュ・シトロンを流し、平にのす。
  3. ノワゼット・キャラメリゼを散らし、パレットナイフで押さえる(写真1)。
  4. クレーム・オ・ブール・ノワゼットを1000g流す。
  5. ビスキュイ・ノワゼットをもう一枚のせ、残りのアンビバージュをうつ。
  6. クレーム・オ・ブール・ノワゼットを700g流し、平らにならす。
  7. グラサージュ・キャラメルをかける(写真2)。
  8. カードルから外し、8×3cmにカットする。串に刺して、下部のみをグラサージュ・キャラメルにひたす。
    全体にかけると甘すぎるため。
  9. 上面にクレーム・オ・ブール・ノワゼットを絞る。デコール・ショコラ(配合外)、ノワゼット・キャラメリゼを飾る。
 

◆ 使用材料

*1「シーブラン」〈昭和産業(株)〉。
*2「森永無塩バター」〈森永乳業(株)〉。
*3「フレッシュヘビイ35」〈森永乳業(株)〉。
*4「クーベルチュール ピストール ラクテ カカオ38%」〈カカオバリー/日仏商事(株)〉。
*5「クーベルチュール ピストール エクセランス カカオ55%」〈カカオバリー/日仏商事(株)〉。
*6「森永牛乳」〈森永乳業(株)〉。
*7「ヘーゼルナッツペーストデラックス」〈バビ/サンエイト質易(株)〉。
*8「ロイヤル ミロワール ヌートル」〈マルグリッ卜/日么商事(株)〉。
 

月刊誌 世界の菓子PCGでは、「製菓技術ゼミナール」で取り上げた製菓を、豊富なプロセス写真と丁寧な解説で紹介しています。

PCGページ
レシピページ
書籍販売ページ
sigep
sigep
grandpatissier
cakechef
boulanchef
cakepia