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明治記念館調理室 / 日高 宣博 シェフ

キャラメル・バナーヌ

φ6.5cmのココット 約90個分


ムース・キャラメルの味わいがすごく好きで、バナナと合わせてココット仕立てのお菓子を作りました。キャラメルは水を加えて作ることもありますが、水を加えないで作ると苦味がマイルドに仕上がります。バナナの代わりに、シロップ漬けの洋ナシを使ってもおいしいと思います。

日高 宣博 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ ジェノワーズ

<A>
全卵・・・・・800g
卵黄・・・・・100g
上白糖・・・・・720g
水アメ・・・・・100g
薄力粉・・・・・585g
バター・・・・・180g
牛乳・・・・・180g

  1. ミキサーボウルに<A>の材料を入れ、40℃に温めてから泡立てる。
  2. [1]に薄力粉を加える。
  3. 溶かしバターと温めた牛乳を合わせ、[2]に加えて混ぜる。
  4. φ18cmの型に流し、180~190℃のオーブンで約35分間焼成する。
 

◆ ムース・キャラメル

グラニュー糖・・・・・500g
生クリーム(45%)・・・・・500g
卵黄・・・・・160g
板ゼラチン・・・・・20g
生クリーム(45%)・・・・・2000g
イタリアン・メレンゲ・・・・・下記より400g

  1. 銅鍋にグラニュー糖の半量を入れ、弱火にかける。グラニュー糖が半分程溶けたらかき混ぜ、全部溶けたら分量の残りを加えて中火にする。
  2. [1]のグラニュー糖が全部溶けてキャラメル状になったら、火を止め、温めた生クリーム(500g)を加え、再度火にかけて沸騰させる。
  3. ほぐした卵黄に、[2]を少量加える。なじんだら、[2]の残りを加えて混ぜる。 ※卵黄が熱で固まりやすいので注意。
  4. 戻したゼラチンを加えて、裏漉しする。氷水に当てて粗熱を取る。
  5. [4]に、八分立ての生クリーム(2000g)を合わせる。
  6. イタリアン・メレンゲに[5]を少量入れる。なじんだら、[5]に戻して混ぜる。
 

◆ イタリアン・メレンゲ

グラニュー糖・・・・・300g
トレハロース・・・・・100g
水・・・・・100g
卵白・・・・・200g

  1. 通常の製法で仕込む(煮詰め温度115℃)。
 

◆ プラリネ・フィヤンティーヌ

クーベルチュール・ミルク・・・・・80g
プラリネ・ペースト・・・・・300g
フィヤンティーヌ・・・・・250g
ノワゼット(皮付き/ロースト)・・・・・ 50g

 
  1. 溶かしたクーベルチュールに、プラリネ・ペーストを加えて混ぜる。
  2. フィヤンティーヌと粗刻みにしたノワゼットを合わせる。
  3. [1]に[2]を加えて、さっくりと混ぜ合わせる(写真)。
 

◆ バナナ・ソテー

バナナ・・・・・15本
バター・・・・・50g
ラム酒・・・・・50g

  1. 熱したフライパンにバターを溶かし、1cm厚の輪切りにしたバナナを入れてソテーする。
  2. バナナの中まで熱が通ったら、ラム酒を加えてフランベする。
  3. バットに広げ、急速冷凍にかける。
 

◆ アンビバージュ

シロップ(同割)・・・・・200g
ブランデー・・・・・30g
カカオ・リキュール・・・・・30g

  1. すべての材料を合わせる。
 

◆ 組み立て・仕上げ

 
  1. ココットに、バナナ・ソテーを2~3個入れ、ムース・キャラメルを少量絞る。
  2. [1]の上に、プラリネ・フィヤンティーヌをのせる。
  3. ジェノワーズを1cm厚にスライスし、φ6.5cmに型抜きして、アンビバージュをたっぷりとうつ。うった面を下にして、[2]の上にのせ、軽く押さえる。
  4. [3]の上に再度アンビバージュをうち(写真)、ムース・キャラメルを型いっぱいまで絞り、冷やし固める。
  5. プラリネ・フィヤンティーヌをのせ、粉糖をふりかけて、チョコレートを飾る。
 

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