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アンヴデット / 森大祐 シェフ

Vin épices

ヴァン・エピス

作りやすい分量


香辛料やフルーツを赤ワインに合わせてジュレを仕込み、その漬け込みフルーツとトンカ豆のムースを合わせて仕上げたグラスデザート。「ワインは高い物である必要はなく、普通のデザートワインで構いません。漬け込んだドライフルーツや果肉、スパイスが溶け込み、それだけでおいしいフルーツスープになります」とシェフ。ムースはここではトンカ豆を使ったが、チョコレートムースにしたり、フルーツをベリー類や柑橘系にするなど、自在にアレンジが可能。

森大祐 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ 漬け込み用ワイン

<A>
シナモンスティック*1・・・・・1/2本
コショウ・・・・・3g
アニス(ホール)・・・・・4g
バニラビーンズ・・・・・1/2本
赤ワイン*2・・・・・400g
洋ナシ・・・・・適量
イチジク(セミドライ)*3・・・・・適量
プルーン(セミドライ)*4・・・・・適量

写真1
写真2
  1. <A>の材料をお茶パックに入れ、赤ワインに入れる。
  2. 洋ナシ、イチジク(セミドライ)、プルーン(セミドライ)を一口サイズにカットし、[1]に入れる(写真1)。落としラップをして、一晩漬け込む。
  3. 具材とワインを分ける(写真2)。
 

◆ ワイン・ジュレ

漬け込み用ワイン(上記参照)・・・・・1/2本
グラニュー糖・・・・・105g
粉ゼラチン*5・・・・・4g
水・・・・・20g

  1. 鍋に漬け込みワインを入れて火にかけ、温める。
  2. グラニュー糖を加え、配合の水で戻したゼラチンを加える。
  3. 別の器に移し、冷やし固める。
 

◆ トンカ・ムース

生クリーム(35%)*6・・・・・150g
牛乳*7・・・・・150g
トンカ豆*8・・・・・1粒
冷凍卵黄(加糖20%)*9・・・・・90g
グラニュー糖・・・・・20g
粉ゼラチン*5・・・・・7g
水・・・・・35g
生クリーム(35%)*6・・・・・500g

写真3
  1. 鍋に生クリームと牛乳を入れて火にかけ、細かく刻んだトンカ豆を入れてアンフュぜする。
  2. 卵黄とグラニュー糖に[1]を入れ、クレーム・アングレーズを炊く。配合の水で戻したゼラチンを加える。
  3. 8〜9分立てにした生クリームを、26℃まで粗熱を取った[2]に合わせる(写真3)。
 

◆ クランブル

<A>
強力粉*10・・・・・120g
薄力粉*11・・・・・60g
<B>
グラニュー糖・・・・・140g
塩・・・・・1g
バター*12・・・・・140g
アーモンドダイス*13・・・・・50g

写真4
  1. <A>の粉類をボウルに入れて混ぜる。
  2. <B>の材料をボウルに入れ、カードで切りながら混ぜる。馴染んだら[1]を加え、粉チーズのような状態になるまで混ぜる(写真4)。
  3. テン板に重ならないように広げ、ダンパーを開けた140℃のコンベクションオーブンで20分間焼成する。
 

◆ 組み立て・仕上げ

  1. ワイン漬けフルーツをグラスに盛る。
  2. ワイン・ジュレを絞り、クネル状にしたトンカ・ムースをのせる。
  3. クランブルを飾る。
 

◆ 使用材料

*1「セイロン産シナモンスティック」〈ル・ジャルダン・デ・エピス/デルスールジャパン(株)〉。
*2「合同ワインスタイル赤」〈合同酒精株)/池伝(株)〉。
*3「セミドライ フィグ」〈メゾン・ルカディル/デルスールジャパン(株)〉。
*4「セミドライ アジャン・プルーン-種抜き」〈メゾン・ルカディル/デルスールジャパン(株)〉。
*5「ゼラチン21」〈新田ゼラチン(株)〉。
*6「フレッシュヘビイ35」〈森永乳業(株)〉。
*7「森永牛乳」〈森永乳業(株)〉。
*8「トンカ・ビーンズ」〈ル・ジャルダン・デ・エピス/デルスールジャパン(株)〉。
*9「加糖凍結卵黄20」〈キューピータマゴ(株)〉。
*10「ブルチアーレ」〈昭和産業(株)〉。
*11「シーブラン」〈昭和産業(株)〉。
*12「森永無塩バター」〈森永乳業(株)〉。
*13「DIアーモンド キザミ2mm」〈池伝(株)〉。
 

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