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ル・ガリュウM / 丸山 正勝 シェフ

Gateau Basque

ガトー・バスク

φ15cmのマンケ型 約5台分


フランス・バスク地方を訪れた時に、水車を動力にした石臼挽きの粉を使い、石窯で焼き上げるガトー・バスクの工房を見学しました。今でも当時の味を意識しながら作っていますが、それには全粒粉を加えることがポイント。薄力粉のみでは出せない香りが出て、残った粒も食感に変わります。現地のスタイル同様、表面にバスク国の紋章をかたどりました。

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◆ 生地

<A>
粉糖・・・・・350g
薄力粉・・・・・187.5g
塩(ゲランド産)・・・・・5g
全粒粉(強力)・・・・・187.5g
バター・・・・・ 425g
全卵・・・・・180g
卵黄・・・・・70g

  1. <A>の材料を合わせ、ミキサー(ビーター)にかけて低速で混ぜる。
  2. [1]に、室温に戻したバターを手でちぎって加えながら混ぜる。
  3. 全卵と卵黄を合わせ、[2]に加える。 ※ダマをそのまま残すと面白い食感になる。
  4. バター(配合外)を塗った型に、[3]を12番の口金で絞る(1台につき275g)。
 

◆ シュトロイゼル

<A>
アマンド・プードル・・・・・65g
薄力粉・・・・・120g
グラニュー糖 ・・・・・100g
バター・・・・・ 100g

  1. <A>の材料を合わせ、ミキサー(ビーター)にかける。
  2. [1]に、室温に戻したバターを加えながら混ぜる。
  3. [2]を軽くまとめ、網の上に押し付けてそぼろ状にする。
  4. 室温に置いて乾燥させる。
 

◆ クレーム・パティシエール

牛乳・・・・・・ 1000g
冷凍卵黄(加糖)・・・・・ 250g
冷凍卵白・・・・・・70g
グラニュー糖・・・・・・165g
薄力粉・・・・・・100g
バニラビーンズ・・・・・・1本

  1. 通常の製法で仕込む。
    ※卵黄だけでは固めになるため、卵白を加えて柔らかめの食感に仕上げている。香り付けとしてラム酒を加えても良い。
 

◆ 焼成・仕上げ

塗り卵(全卵と卵黄を同割で使用)
粉糖

写真1
写真2
  1. 生地を絞った型にクレーム・パティシエールを絞る。表面をカードでならし、塗り卵をする。(写真1)
  2. シュトロイゼルを散らし、180℃のオーブンで1時間弱焼成する。
  3. 型をはずし、バスク国の紋章をかたどったフィルムを並べ(写真2)、粉糖をかけてはがす。
 

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