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鈴木 廣明 シェフ

Linzerschnitten

リンツァーシュニッテン

39×30cmのカードル 約2台分


リンツァー・トルテをカードルで仕込み、カットして販売するために考えたレシピ。ケシの実は直前にメン棒で潰して使用すると、香りが一層引き立つ。ラズベリー・ジャムは耐熱性のものを使用した。「これだと量が多くても流れ出さず、鮮やかな色合いも保たれます。リンツァーではラズベリー・ジャムをよく使いますが、アプリコットが定番という地域もあるので、ドライ・アプリコットもフィリングの上にのせてみました」と鈴木シェフ。

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◆ 生地

ローマジパン*1・・・・・160g
バター*2・・・・・640g
トリモリン・・・・・80g
<A>
粉糖・・・・・260g
ブラウンシュガー・・・・・268g
塩・・・・・3g
全卵・・・・・288g
ラム酒*3・・・・・160g
<B>
薄力粉・・・・・448g
ケーキクラム(生)・・・・・240g
アマンド・プードル・・・・・200g
シナモン(粉末)*4・・・・・16g
ナツメッグ(粉末)・・・・・3g
モーン(ロースト)・・・・・88g
アーモンド(皮付き/ロースト/ホール)・・・・・230g

  1. ミキサーでローマジパンを柔らかくなるまで捏ね、バターの一部を混ぜる。よく混ざったら残りのバターを混ぜる。
  2. トリモリンを加えて、ビーターで混ぜる。
  3. <A>の材料を加えて混ぜる。
  4. 全卵を少量ずつ混ぜながら加える。ラム酒を加える。
  5. <B>の材料と、メン棒でつぶしたモーン、刻んだアーモンドを合わせる。
    ※生地をあまり捏ねたくないため、具材は先にしっかり混ぜておくこと。
  6. [4]と[5]を合わせる。
 

◆ フィリング

ラズベリー・ジャム*5・・・・・1000g
ラズベリー・ペースト*6・・・・・適量
レモン果汁*7・・・・・適量

  1. すべての材料を合わせる。
 

◆ その他の材料

ドライ・アプリコット(刻み)・・・・・20個
クルミ(ロースト/粗刻み)・・・・・120g
 

◆ 組み立て・焼成

写真1
写真2
  1. テン板にシートを敷いてカードルをセットし、生地を絞って(1台につき640g)、平らにならす。
  2. 周囲5mm位を空けて、フィリングを平口金で絞る(1台につき500g/写真1)。パレットでならし、ドライ・アプリコットを散らす。
  3. 残りの生地を、φ7mmの丸口金で格子状に絞る(写真2)。クルミを散らし、200℃のオーブンで約35分間焼成する。
  4. 焼成後、さましてから好みの大きさにカットする。粉糖(配合外)をふる。
 

◆ 使用材料

*1「マジパンローマッセ」〈リューベッカ/ルーツ貿易(株)〉
*2「無塩バターL」〈(株)明治〉
*3「ネグリタ ラム」ダブル アローム54°〈ネグリタ/ドーバー洋酒貿易(株)〉
*4「セイロン産シナモンパウダー」〈デルスール ジャパン(株)〉
*5「ネオフィル ラズベリーSP」〈タカ食品工業(株)〉
*6「ラズベリーアロマペースト4073」〈セバロメ/(株)アロマティーク〉
*7「プルコ レモン プロフェッショナル」〈マリー・ブリザール/ドーバー洋酒貿易(株)〉
 

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