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グラッシェル / 江森 宏之 シェフ

Lycopene

リコピン

φ12×h6cmのボウル 約3個分


「オレンジを合わせることでトマト臭さをなくし、どなたでも食べやすい味わいにしました」と江森シェフ。リコピンを通常の3倍含み、甘みと酸味のバランスに優れた北海道余市産のトマトをピューレで使用した。パティスリーであまり使わないグルコース・パウダーは、グラスをグラニュー糖より2倍柔らかく仕上げ、同じ分量でもグラニュー糖の70%程度の甘さに抑えてくれると言う。

江森 宏之 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ ビスキュイ・ジョコンド

<A>
アマンド・プードル・・・・・150g
粉糖・・・・・150g
薄力粉・・・・・65g
全卵・・・・・210g
<B>
卵白・・・・・150g
グラニュー糖・・・・・35g
溶かしバター・・・・・45g

  1. ミキサーボウルに<A>の材料を入れ、人肌位の温度に温めた全卵を加えながら混ぜる。さらに高速にして混ぜる。
  2. <B>の材料でメレンゲを作る。
  3. [1]に[2]の一部を合わせて混ぜ、[2]に戻す。バターを数回に分けて加える。
  4. テン板に流し、220℃のオーブンで6~7分間焼成する。
  5. 焼成後、φ10cmのセルクルで抜く。
 

◆ トマト・ソルベ

<A>
グラニュー糖・・・・・710g
水・・・・・675g
ブドウ糖・・・・・79g
安定剤*1・・・・・11g
トマト・ピューレ・・・・・750g
オレンジ・ピューレ・・・・・750g
レモン果汁・・・・・25g

  1. <A>の材料を温め、シロップを作る。
  2. 残りの材料を加える。
  3. ハンドブレンダーにかけ、アイスクリームマシンにかける。
 

◆ グラス・ヴァニーユ

φ12×h6cmの半球型ボウル使用

<A>
牛乳・・・・・1030g
生クリーム(35%)・・・・・65g
バニラビーンズ・・・・・1本
<B>
グラニュー糖・・・・・240g
脱脂粉乳・・・・・36g
グルコース・パウダー・・・・・30g
ブドウ糖・・・・・22g
安定剤*2・・・・・7g
卵黄・・・・・115g

 
  1. 鍋にすべての材料を入れ、クレーム・アングレーズを炊く。急速冷凍庫でさまし、アイスクリームマシンにかける。
  2. ボウルに入れ(1個につき120g)、平らにならす(写真)。冷凍庫で冷やし固める。
 

◆ グラサージュ

トマト・ピューレ・・・・・適量
オレンジ・ピューレ・・・・・適量
ナパージュ・ヌートル・・・・・適量
色粉(赤・黄)・・・・・各適量

  1. すべての材料を合わせ、ハンドブレンダーにかける。
 

◆ 組み立て・仕上げ

プラスチックチョコレート

写真1
写真2
写真3
  1. トマト・ソルベをボウルにシュミゼし(1個につき240g/写真1)、型からはずしたグラス・ヴァニーユを入れて押し込む。
    ※周囲のトマト・ソルベが少しはみ出すので、グラス・ヴァニーユを包み込むようにしてならす。
  2. ビスキュイ・ジョコンドをのせて、トマト・ソルベを少量足し、平らにならす(写真2・3)。急速冷凍庫で冷やし固める。
  3. [2]の底を水で流し、型からはずす。
  4. グラサージュを2回かける。急速冷凍庫で冷やし固める。
  5. 側面のバリを削る。プラスチックチョコレートで作ったヘタを飾る。
 

◆ 使用材料

*1「フルッタネーベ」〈カルピジャーニ・ジャパン(株)〉
*2「パンナネーベ」〈カルピジャーニ・ジャパン(株)〉
 

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