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ヴィロン / 大亀 善孝 シェフ

Feuilletage

フィユタージュ


デトランプをバターで包むフィユタージュ・アンヴェルセ。私の店でパンとお菓子に併用しているヴィロン社のレトロドールは、フランスで一般的に“タイプ55”と呼ばれる小麦粉で、しっかりと火を入れる感覚で焼くことが大切。この生地を使い、店で人気のヴィエノワズリーを紹介します。

大亀 善孝 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ フィユタージュ

フランスパン専用粉「レトロドール」・・・・・ 2100g
冷水・・・・・ 860g
ゲランド塩・・・・・ 90g
酢・・・・・ 40g
発酵バター・・・・・675g
発酵バター(折り込み用)・・・・・2250g
フランスパン専用粉「レトロドール」・・・・・ 900g

 
  1. ミキサーに粉(2100g)を入れて混ぜる。
  2. [1]に合わせた冷水、塩、酢を加える。
  3. [2]に溶かしバター(675g)を加える。1250gずつに分割してひと晩置く。
    ※溶かしバターは粉がバラバラしている状態で加えること。
  4. 手でちぎれる固さにしたバター(2250g)をビーターで潰す。
    ※大きな塊がなくなれば良い。回し過ぎて空気を入れないように注意する。
  5. 粉(900g)を加えて混ぜ、粉っぽさがなくなったら止める(写真)。1050gに分割してひと晩置く。
  6. 翌日、9mm厚にのしてデトランプを包む。3ツ折りを3回行い、ひと晩寝かせる。
  7. 翌日、再び3ツ折りを3回行う。
 

◆ フィユタージュを使った製品
■ Chausson aux pommes/ショーソン・オ・ポム

 

◆ フィリング

リンゴ(紅玉またはふじ)・・・・・5個
バター・・・・・60g
グラニュー糖・・・・・90g
シナモン(粉末)・・・・・5g

 
  1. リンゴの皮と芯を取り除き、食感を残すため大きめにカットする。
  2. 銅鍋にバター、グラニュー糖を入れて火にかける。
  3. [2]に[1]の半量を加え、水分が飛ぶまで煮る。
  4. 残りの[1]を加え、しんなりしたらシナモンを加えて混ぜる。(写真)
  5. テン板に広げて平らにならし、冷蔵庫でさます。
 

◆ 成形・焼成

3.3mm厚、12×22cm

 
  1. フィユタージュ生地を9mm厚にのし、木の葉型で抜く。
  2. 縦と横からそれぞれパイシーターにかけ、サイズを整える。冷蔵庫で冷やす。
  3. [2]の中央にフィリングをのせ、2ツ折りにして端を指で押さえる(写真)。水を吹いて軽く湿らせる。
  4. テン板に、[3]のフィリングをのせた面を上にして並べる。塗り卵をして、冷蔵庫で乾かす。
  5. 再び塗り卵をして、ナイフで模様を付ける。
  6. 180℃のコンベクションオーブンで40~50分間焼成する。焼成後、シロップ(30°ボーメ/配合外)を塗る。
 

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