All Japan Confectionery Association

協同組合 全日本洋菓子工業会

製菓ゼミナールの Recipe

Recipe Topに戻る

レシピ

Confectionery
Technological
Seminar

帝国ホテル 東京 / 望月 完次郎 シェフ

Grand Classic

グラン・クラシック

φ18×h6.5cmのデコ缶 約2台分


フォンダン・ショコラよりも焼き菓子に近く、ショコラ・クラシックよりもフォンダン・ショコラに近い食感のガトー。「必ず室温に戻してから食べてください」と望月シェフ。カカオの香りが高いサンタンデール地方のクーベルチュールを使い、低温で時間をかけてじっくり湯煎焼きにすることで、卵が完全に固まらないように仕上げた。

望月 完次郎 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ 生地

<A>
卵黄・・・・・207g
グラニュー糖・・・・・90g
クーベルチュール・スイート*1・・・・・207g
バター・・・・・409g
<B>
冷凍卵白・・・・・270g
グラニュー糖・・・・・178g
バニラ・エキス(濃縮タイプ)・・・・・適量
中力粉・・・・・76g

  1. <A>の材料を泡立てる。
  2. クーベルチュールを50℃まで温め、テンパリングして[1]に加える。
  3. 沸騰させたバターを加える。
  4. <B>の材料でメレンゲを作り、[3]に加える。 ※グラニュー糖は最初から全量混ぜる。
  5. バニラ・エキスを加えて混ぜ、中力粉を加える。
  6. 型に離型剤を塗り、薄くスライスしたジェノワーズ・ショコラ(配合外)を敷く。[5]を流す。
  7. 150℃のオーブン(上火1、下火3)で約30分間湯煎焼きにする。生地が上がってきたらダンパーを開け、上火3、下火1にして約30分間湯煎焼きにする。
  8. 生地の表面が型の高さまで上がってきたら霧吹きをして、ダックワーズ・ショコラ(下記参照)をのせる。オーブンに戻し、約8~10分間焼成する。
  9. 室温で、ゆっくり生地が沈んでくるのを待つ。完全に沈んだら、冷蔵庫で冷やす。粉糖(配合外)をふる。
 

◆ ダックワーズ・ショコラ

φ18cm 約3枚分

<A>
卵白・・・・・120g
グラニュー糖・・・・・88g
粉糖・・・・・50g
オレンジ果皮(すりおろし)・・・・・1/2個
<B>
アマンド・プードル・・・・・75g
薄力粉・・・・・25g
カカオ・プードル*2・・・・・10g
カカオ・プードル*3・・・・・7g

 
  1. <A>の材料を泡立てる。オレンジ果皮を加える。
  2. <B>の粉類を加えて混ぜる。
  3. シートを敷いたテン板に、8番の丸口金でφ18 cmの渦巻き状に3枚絞る。
  4. 粉糖(配合外)をふり(写真)、190℃のオーブンで約10分間焼成する。
 

◆ 使用材料

*1「サンタンデール」(70%)〈カサルカ/(株)フィノデアロマ〉
*2「ココアパウダー」〈フェルクリン/DKSHジャパン(株)〉
*3「ナチュラルカカオパウダー22-24」〈カサルカ/(株)フィノデアロマ〉
 

UP

月刊誌 世界の菓子PCGでは、「製菓技術ゼミナール」で取り上げた製菓を、豊富なプロセス写真と丁寧な解説で紹介しています。

月刊誌 世界の菓子PCG
について 詳しく見る>

Copyright © 2010 All Japan Confectionery Association All rights reserved.