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クラブ・サブルーズ / 塩川 康夫 シェフ

Chaleur d´automne

シャルール・ドートンヌ

11×2.5cm 約36個分


ビスキュイ・ジョコンドとダックワーズの間に、ミルクチョコレートのクリームとイヨカンのコンポートをたっぷりとサンド。ビスキュイに打ったポンシュには、高知県馬路村産ユズ果汁を加え、さっぱりとした味わいに。コンフィチュールに使用したLMペクチンは、流動性のあるパートに向いている。

◆ ビスキュイ・ジョコンド

6取りテン板 約4枚分

<A>
全卵・・・・・600g
アマンド・プードル*1・・・・・450g
粉糖・・・・・450g
薄力粉*2・・・・・120g
卵白・・・・・405g
グラニュー糖・・・・・90g
溶かしバター*3・・・・・90g

  1. <A>の材料(薄力粉はふるっておく)を泡立てる。
  2. 卵白とグラニュー糖でしっかりとしたメレンゲを作る。
  3. [1]に[2]の1/3量を加えて混ぜる。溶かしバターを加える。
  4. 残りの[2]を加えて混ぜる。
  5. テン板に流し(1枚につき500g)、200℃のオーブンで約15分間焼成する。
 

◆ ダックワーズ

6取りテン板 約2枚分

卵白・・・・・600g
グラニュー糖・・・・・180g
アマンド・プードル*1・・・・・480g
粉糖・・・・・360g

  1. 卵白とグラニュー糖でしっかりとしたメレンゲを作る。
  2. アマンド・プードルと粉糖を合わせ、[1]に加えて混ぜる。
  3. テン板に流して表面を平らにならし、190℃のオーブンで約25分間焼成する。
 

◆ ポンシュ

シロップ(Bé30°)・・・・・300g
水・・・・・100g
ユズ果汁・・・・・150g
ブランデー*4・・・・・50g

  1. すべての材料を合わせる。
 

◆ クレーム・ショコラ・オ・レ

生クリーム(38%)*5・・・・・1500g
クーベルチュール・ミルク*6・・・・・375g
ユズ果汁・・・・・100g

  1. すべての材料を合わせ、1日寝かせる。
 

◆ コンポート・イヨカン

イヨカン・・・・・680g
グラニュー糖・・・・・135g
トリモリン・・・・・68g
バター*3・・・・・50g
トリプル・セック*7・・・・・45g

  1. イヨカン全体にフォークで穴を開ける
  2. 圧力鍋に[1]を入れ、浸かる位の水(配合外)を加えて約15分間煮る。
  3. 果皮ごと適当な大きさにカットし、種を取り除く。
  4. グラニュー糖とトリモリンを加えて水気がほとんど無くなるまで煮詰め、バターを加える。冷蔵庫で1日置く。
  5. フードプロセッサーでペースト状にし、トリプル・セックを加えて混ぜる。2~3日置く。
 

◆ コンフィチュール・ド・グロゼイユ

グロゼイユ・ピューレ・・・・・1000g
<A>
グラニュー糖・・・・・600g
LMペクチン*8・・・・・20g
トレハロース・・・・・200g
レモン果汁・・・・・8g

  1. グロゼイユ・ピューレに<A>の材料を加えて沸騰させる。
  2. トレハロースを加え、105℃まで煮詰める。
  3. レモン果汁を加え、1週間位寝かせる。
 

◆ 組み立て・焼成

写真1
写真2
  1. ビスキュイ・ジョコンドを敷き、ポンシュを軽く打つ。
  2. クレーム・ショコラ・オ・レを塗る(1台につき350g)。
  3. ダックワーズをのせ、コンポート・イヨカンを塗る(1台につき800g/写真1)。
  4. 再度ダックワーズを重ね、クレーム・ショコラ・オ・レを塗る(1台につき350g)。
  5. ビスキュイ・ジョコンドを重ね、ポンシュを打つ(1台につき150gずつ)。
    クレーム・ショコラ・オ・レを塗る(1台につき350g)。 これを繰り返し、冷蔵庫で冷やす。
  6. 表面にコンフィチュール・ド・グロゼイユを塗り(写真2)、11×2.5cmにカットする。
    飾り用チョコレート(配合外)を飾る。
 

◆ 使用材料

*1「スペイン産アマンド・プードル(マルコナ種/細挽き)」〈(株)イスパニア〉
*2「アンシャンテ」〈日本製粉(株)〉
*3「フレッシュバター」〈中沢乳業(株)〉
*4「ネプチューン ブランデーV.S.O.P.」〈合同酒精(株)〉
*5「フレッシュクリーム38%」〈中沢乳業(株)〉
*6「セレクト823」(33.6%)〈カレボー/(株)前田商店〉
*7「ネプチューン トリプル・セック」〈合同酒精(株)〉
*8「LM-SN-325」〈(株)アイコク〉
 

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