All Japan Confectionery Association

協同組合 全日本洋菓子工業会

製菓ゼミナールの Recipe

Recipe Topに戻る

レシピ

Confectionery
Technological
Seminar

ソルレヴァンテ / 藤田 統三 シェフ

Tira-mi-su 2009

ティラミス2009

38×28×h2.5㎝のカードル 1台分


本来ティラミスと呼ぶには、ビスコット・サヴォイアルディ、マスカルポーネ、マルサラ酒の3つの材料を必ず使用するという条件があり、それ以外のものは“ティラミス風”と呼ばれます。これを機に“本物のティラミス”を知っていただきたいので、誕生当時のレシピに近い配合を用意しました。もともと削ったチョコをかけて仕上げていたのを、チョコをサンドするアレンジを加えたものです。

藤田 統三 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ ビスコット・サヴォイアルディ

フランステン板 約2枚分

<A>
冷凍卵黄*1・・・・・110g
*1「プレシャスエッグ(ヨーク)」〈キューピータマゴ(株)〉
冷凍全卵*2・・・・・100g
*2「プレシャスエッグ(ホール)HV」〈キューピータマゴ(株)〉
グラニュー糖・・・・・100g
<B>
冷凍卵白*3・・・・・160g
*3「連結卵白(製菓用)P」〈キューピータマゴ(株)〉
グラニュー糖・・・・・100g
<C>
中力粉*4 ・・・・・280g
*4「テロワール」〈日清製粉(株)〉
片栗粉・・・・・40g

  1. 合わせた<A>の材料を泡立てる。
  2. <B>の材料でメレンゲを作る。
  3. [1]に[2]の1/2量、合わせてふるった<C>の材料、残りを順に加える。
    ※軽く合わせた状態で、その都度次の材料を加える。混ざり切ったところで止める。
  4. シルパットを敷いたテン板に平らにならし、粉糖(配合外)を軽くふる。
    220℃のオーブンで約8分間焼成する。
  5. 焼成後、テン板にのせたままさます。半分にカットする(3枚使用)。
 

◆ クロッカンテ・ディ・チョッコラート・アマーロ

クーベルチュール・スイート*5・・・・・適量
*5「サントメ」(70%)〈カレボー/(株)前田商店〉
カカオバター*6・・・・・適量
*6「マイクリオ」〈カレボー/(株)前田商店〉

  1. 溶かしたクーベルチュール(調整温度35℃)に、カカオバターを少しずつ加えて混ぜ、テンパリングする(調整温度32~33℃)。
 

◆ シロッポ・ディ・カッフェ

エスプレッソ・コーヒー・・・・・200g
シロップ(Bé30°)・・・・・100g

  1. 材料を合わせる。
 

◆ クレーマ・ディ・マスカルポーネ・アッロ・ザバイオーネ

<A>
冷凍卵黄*1・・・・・320g
グラニュー糖・・・・・200g
マルサラワイン*7・・・・・240g
*7「マルサラ スペリオール ドルチェ」〈ペッレグリーノ/(有)フードライナー〉
バニラビーンズ*8 ・・・・・1本
*8「バニラ」(ブルボン産)〈ミコヤ香商(株)〉
板ゼラチン・・・・・10g
マスカルポーネ・・・・・800g

 
  1. 合わせた<A>の材料を湯煎にかけながらホイッパーで泡立てる。
    82℃まで加熱し(写真)、戻したゼラチンを加えて氷水に当てて冷やす。
  2. [1]にマスカルポーネを加えてよく混ぜる。
    ※マスカルポーネは使用する直前まで冷やしておく。
 

◆ 組み立て・仕上げ

カカオ・プードル*9
*9「ココアパウダー」〈フェルクリン/DKSHジャパン(株)〉
スターアニスシード

 
  1. ビスコット・サヴォイアルディにクロッカンテを薄く塗り、冷蔵庫で冷やす。
  2. カードルをセットし、[1]のクロッカンテを塗った面を下にして敷き、シロッポ・ディ・カッフェをたっぷりとアンビベする。
  3. [2]の上にクレーマ・ディ・マスカルポーネを塗る。
  4. [3]に[1]をのせ、[2][3]の工程を2回繰り返す(写真)。上面にOPPシートを張り付け、冷蔵庫で冷やし固める。
  5. カードルをはずし、カカオ・プードルをふる。3×3㎝のサイズにカットし、スターアニスシードを飾る。
 

UP

月刊誌 世界の菓子PCGでは、「製菓技術ゼミナール」で取り上げた製菓を、豊富なプロセス写真と丁寧な解説で紹介しています。

月刊誌 世界の菓子PCG
について 詳しく見る>

Copyright © 2010 All Japan Confectionery Association All rights reserved.