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レザネフォール / 菊地 賢一 シェフ

Blaireau

ブレロー

φ6cm 約10個分


ビスキュイ・カフェに、パータ・グラッセの食感とアーモンドの香ばしさが調和した、フランスの昔懐かしいタヌキ型のお菓子。生地とクリームにマーガリンを使用し、乳化を強めて型崩れを防いでいる。また、ケーキクラムを使い、ほろっとした食感を出した。「目の詰まったクラムを使うとダマになるので、乾燥させてから使うのがポイント。ケーキクラムの上手な活用法は常に考えています」と菊地シェフ。

菊地 賢一 シェフのもう一つのレシピを見る >

◆ ビスキュイ・カフェ

<A>
グラニュー糖・・・・・125g
バター*1・・・・・58g
マーガリン*2・・・・・58g
全卵・・・・・125g
ケーキクラム・・・・・350g
水アメ・・・・・30g
インスタントコーヒー・・・・・2.5g
バニラオイル・・・・・少量
<B>
薄力粉・・・・・85g
B.P.・・・・・5g

 
  1. <A>の材料を合わせる。全卵を少量ずつ加えて乳化させる。
  2. ケーキクラム、水アメを順に加えて混ぜる。
  3. 同量の湯(配合外)で溶いたインスタントコーヒー、バニラオイルを順に加える。
  4. <B>の粉類を加える。
  5. カードルに1cm厚にのばし(写真)、表面を平らにならす。170℃のオーブンで10~15分間焼成する。
  6. 焼成後、φ6cmとφ5cmのセルクルで抜く。
 

◆ クレーム・オ・ブール

<A>
卵白・・・・・200g
グラニュー糖・・・・・130g
水・・・・・適量
卵黄・・・・・20g
<B>
バター*1・・・・・225g
マーガリン*2・・・・・225g
バニラエッセンス 少量

  1. <A>の材料でイタリアン・メレンゲを作る(シロップの煮詰め温度118℃)。
  2. 卵黄を加え、柔らかくした<B>の材料を加えて混ぜる。
  3. バニラエッセンスを加える。
 

◆ クレーム・オ・ブール・カフェ

クレーム・オ・ブール(上記参照)・・・・・200g
インスタントコーヒー・・・・・5g
水・・・・・5g

  1. クレーム・オ・ブールに、分量の水で溶いたインスタントコーヒーを加えて混ぜる。
 

◆ アンビバージュ

水・・・・・50g
グラニュー糖・・・・・50g
コーヒー・リキュール*3・・・・・25g
エスプレッソ抽出液・・・・・10g

  1. 水とグラニュー糖でシロップを作り、コーヒー・リキュールとエスプレッソ抽出液を加える。
 

◆ 組み立て・仕上げ

写真1
写真2
  1. ビスキュイ・カフェの両面にアンビバージュを打つ。
  2. φ6cmのビスキュイ・カフェの片面にパータ・グラッセを塗り、アーモンドを貼り付ける。 (写真1)
  3. [2]のアーモンドの付いていない面に、クレーム・オ・ブール・カフェを絞る(1台につき20g)。
  4. φ5cmのビスキュイ・カフェをのせ、クレーム・オ・ブールを絞る(1台につき15g)。
  5. アーモンドを耳に模して飾り、冷蔵庫で冷やし固める。パータ・グラッセ(調整温度30℃)をかける。
    顔の部分を拭い(写真2)、パータ・グラッセで目を描く。冷蔵庫で冷やし固める。
 

◆ 使用材料

1「特選・北海道バター食塩不使用」〈タカナシ販売(株)〉
*2「マイスターデリシア」〈(株)J-オイルミルズ〉
*3「カルーア コーヒー リキュール」〈サントリー酒類(株)〉
*4「パータグラッセ ブリュン(スイート)」〈カカオバリー/日仏商事(株)〉
 

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